音楽評論家の大伴良則さんが3月23日23時24分に腹部大動脈瘤破裂で死去したことを、音楽プロジェクト、ディッセンバーズのオフィシャルサイトが公表した。享年73歳。

「直前まで全く普通に過ごしておりました。多分本人もまだ自分が亡くなった事に気が付いて無いのでは…というくらいのあっという間の事でした。ですので余り苦しまずに逝ってしまった事がせめてもの幸いでした。彼の子供時代、大人になってからのお仕事時代、色々な人達に支えられ、最後まで好きなお仕事を続けられた事を彼に代わり本当に感謝致します。きっと、お空でも好きな音楽の事をずっと語り続けている事と思います。皆さまのお陰で彼は幸せな人生を過ごさせて頂きました。本当にありがとうございました。」とひとみ夫人がつづった。

 大伴さんと、ディッセンバーズを展開し、先月にも1980年代洋楽イベントを開催したプロデューサーのK.INOJO氏はこう語る。

「大伴さんがこんなに早く次の世界に呼ばれてしまうとは全くの想定外だったので、バンドメンバーや関係者一同、悲しいというよりは呆然としており、全くリアリティがありません。去年から行っていた『ディスカバーミュージック』という7人バンドを従えたユニークなトークライブが好評で、今年の6月から月イチで全8回開催する予定で、亡くなった当日の朝にも打ち合わせをして特集のテーマや選曲をお願いしたところでした。本当に残念です」

 大伴さんを音楽でお見送りする「大伴良則フェアウェルライブ(仮)」を6月に都内某所で開催予定だという。