元迷惑系ユーチューバーのへずまりゅう(30)が2月から始めた東京・新宿歌舞伎町でのホストクラブ勤務を6日に終えた。3週間で、新人としては驚異の1360万円を売り上げた。

 へずまは先月14日から「へずま迷人」の源氏名で、金髪に染め上げ、「CLUB ATOM TOKYO」で、ホストデビュー。月売り上げ1000万円を目標に掲げ、無謀かと思われたが、3日で600万円、1週間で1000万円をクリア。その後も売り上げを重ね、最終日となった6日は200万円のダメ押しで、最終売り上げは1360万円だった。

 同店プロデューサーの大空ひかる氏は「ホスト未経験で、初月でこの数字は本当に凄い。インフルエンサーで有名なのもあるが、陰で努力していたのもたくさん知っている。この3週間で従業員と仲良くなれて、さらに売り上げアップにつながった」と目を見張った。

 当初、へずまを迎え入れることで同店の中では、反発も遭ったという。

「最初はほんまに大変でした。迷惑系ユーチューバーというのが浸透していて、イメージが良くなかった。働きながらみんな理解していって、女の子も理解していった。本人としゃべったらいい人だな、かわいいとなる。しゃべってみないと本当にわからない」(大空氏)

 競争の激しいホストの世界だが、へずまは偉ぶることもなく、懸念されたトラブルもなかった。

 へずまは2月度の「1100万円プレーヤー賞」に輝いた。表彰式のあいさつでは「『ありがとうございます』の言葉しか出ない。初日から迷惑かけて、自分なりに一生懸命頑張りました。今後、何をしていくか明確に決まっていないが、ここで働いた思い出は一生忘れない。次にやることにつなげていきたい」と涙をこぼしそうにもなった。

 大空氏は「へずまさんは普通の人と覚悟が違った。覚悟ある人にはいろんな人がついていく。そこに魅了された人が多い。いざ、おらんなくなると寂しくなるが、次のステップに進んで、さらに成長したへずまさんとまた一緒に働けたらいい」とエールを送った。