天皇陛下は23日、62歳の誕生日を迎え、これに先立ち皇居・宮殿で記者会見が行われた。会見では震災復興や五輪、環境問題に新型コロナウイルス、ご家族のことなどを語られたが、昨年10月に小室圭さんと結婚して皇室を離れた秋篠宮家の長女・眞子さんについても言及。結婚までの経緯が異例の形になったことに、「多くの方に心配をお掛けすることになったことを心苦しく思っています」と述べられた。
会見の冒頭、天皇陛下は近年猛威を振るう新型コロナウイルスについて触れて、亡くなった人々へ哀悼の意を表し、医療従事者たちに対しては「心からの感謝の気持ちを伝えたいと思います」と語られた。
また、皇后雅子さまの体調について「いまだ快復の途上で体調には波があり、大きな行事の後には疲れがしばらく残る傾向にあります」と気遣い、国民に対しては「引き続き雅子の回復を温かく見守っていただければありがたく思います」と話された。
その後も長女愛子さまや環境問題、東京五輪と北京五輪などについて語られた陛下は、昨年、異例の形で小室圭さんと結婚して皇籍を離れた秋篠宮家の長女・眞子さんについても言及。
2人の結婚は小室さんの母親による金銭問題などが報じられて、国民の不信感を招くことに…。結果、通常は皇室を離れる際に支給される一時金を眞子さんが辞退し、さらに納采の儀など一連の結婚行事と、陛下への最後のあいさつとなる朝見の儀も行われなかった。
陛下は納采の儀などの結婚行事が秋篠宮家の判断で、朝見の儀が陛下ご自身の判断で行われなかったことを明かすと、眞子さんに「今後、幸せな人生を歩んでいってほしい」としつつ、「同時にこの間、多くの方に心配をお掛けすることになったことを心苦しく思っています」と、お気持ちを表明した。
陛下から「心苦しく思っています」との言葉が出るのは異例だが、皇室ジャーナリストの近重幸哉氏はこう話す。
「本来、皇室の結婚は国民に祝福されて一連の結婚行事が執り行われるものですが、眞子さんの場合は国民の祝福ムードがないまま、異例の形になってしまいました。陛下は皇室を代表して、このような形になったことを残念に思ってお言葉にされたのでしょう」
眞子さんと小室さんの結婚が国民の祝福がないまま異例の形になったのは、小室さんが母親の金銭問題について最後まで納得のいく説明をしなかったことにある。一方で、この間、2人はインターネット上で誹謗中傷を受けるなど精神的に追い詰められ、眞子さんが複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)を公表するに至ったのも事実だ。
陛下は一般論と前置きした上で、誹謗中傷について「他者の置かれた状況にも想像力を働かせ、異なる立場にあったり、異なる考えを持つ人々にも配慮し、尊重し合える寛容な社会が築かれていくことを願っております」と述べられたが、近重氏はどうみたのか?
「陛下は適応障害に苦しむ雅子さまを間近に見てこられたので、複雑性PTSDを公表した眞子さんのことをよく理解していらっしゃる。ただ、陛下は『皇室に関する情報をきちんと伝えていくことも大事なこと』とも述べられた。もし、小室家の問題について臆測があったのであれば、正しく情報を出せていれば苦しまずに済んだのではないか、という思いがあったのかもしれません」
皇室関連の報道に対して秋篠宮さまは昨年11月の誕生日会見で、「一定のきちんとした基準を設けて、それを超えた時には反論を出すとか、そういう基準づくりをしていく必要があると思います」と、事実と反する内容に反論する際の基準づくりの必要性に言及されていただけに、この日の陛下の発言にも注目が集まった。












