「れいわ新選組」から参院選の比例代表に立候補した山本太郎氏が12日、東京・品川駅前で開いた「れいわ祭」に参加したギタリスト・バイオリニストのSUGIZOの素顔を明かした。

 500人以上の聴衆を集めた「れいわ祭」は参院選に立候補した同党の候補者全員が参加。「LUNA SEA」や「X JAPAN」で活躍するSUGIZOは作家の雨宮処凛氏とのトークでこう語った。

「今の社会は恐怖がベースになっている。50歳になったことを機に、今まで以上に本音を発していくよ。人生の残された時間を有効に使いたいからね」

 俳優から政治家になって6年間、巨大政党を相手に“ガチンコ勝負”を続ける山本氏に対し、SUGIZOは「山本太郎さんは人として信用しています。この5年間、本気で応援してきた。(聴衆に)今、一番重要なあなたの力をお借りしたい」と訴えた。

 山本氏は、SUGIZOの参加に「芸能人は政治に関心があってもイベント参加となると腰が引けるもの。一流のミュージシャンのSUGIZOさんが、政治イベントに来てくれたのは勇気がいることなんですよ。心ある人です」と本紙に熱く語った。

 れいわ新選組は、政党要件獲得に必要な得票率2%以上を目指す。そのためには2議席が最低でも欲しいところだ。

 全国遊説を続ける山本氏は「このイベントが即、票につながるとは思っていません。だが、残りの選挙戦で支持を訴えていきます。もちろん全員当選が目標ですが、最低でも5議席は取りたいです」と意気込んでいる。