元厚生労働省医系技官で医師の木村盛世氏が25日、朝日放送「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演。感染拡大の兆しを見せる新型コロナウイルス「オミクロン株」への政府の対応を批判した。

 日本の新型コロナによる死者数(きのう0時時点)は1万8387人。アメリカの81万5423人、イギリスの14万8187人など海外に比べて感染者や死者が少ないとされ、「ファクターX」と呼ばれる日本人特有の未知の要因が存在しているという指摘がある。

 これに木村氏は「これがなんで少ないのかというのを、科学者を集めて徹底的に当初から解析しろと、私は何度もいろんなところで申し上げてきたんですけども。『すでに日本人は集団免疫ができていた』とかそういう仮説もあるわけで、それが正しいとしたら、日本人は何もやる必要がなかったわけです。ところが政府がやって来たのはそういう原因解明の一つもしないで、効果が不明瞭な自粛と水際対策一辺倒」と厳しく批判。

 一方で文科省が国公私立大の個別入試におけるガイドラインを改定し、オミクロン株の濃厚接触者は症状の有無にかかわらず受験を認めないことを決めたことを断罪。「今、オミクロン株というのができてきて、感染者が一人でも出たら学校の入試ができないみたいな、とんでもない話になっている。この非科学的な状況というのはおかしいと思いますよ」と語気を強めた。