京王閣競輪場のナイターS級シリーズ「東京スポーツ杯」は11日、2日目を行う。初日の12R特選で鋭い動きを見せ、1着を手にした渡部幸訓(38=福島)だが「諸橋さんは重かった」と顔面蒼白だった。

 前を任せた2角から阿部力也(33=宮城)が好スピードでまくっていった。だが、前団に控えるのは諸橋愛(44=新潟)。「軽いタッチで止めにきたら、待って力也と諸橋さんの間、大きく止めに来たら内…」と狙いを定めると、諸橋は「絶対に止める、という感じでしたね」と阿部を大きく持ち上げ止め切った。

 内に入り、諸橋に当たり、直線で踏み勝った渡部だが「着では勝っているけど、勝てる気がしない。すご過ぎる」と、諸橋の強さを目の当たりにして口元を引き締めた。

 8月いわきのオールスター準決でも同じような動きとなり「諸橋さんと走れることは大きな経験になる」と、色んなものを吸収している最中。生き生きと瞳を輝かせていた。


写真 渡部幸訓(左)と諸橋愛

エトキ=レースを振り返る渡部幸訓(左)と諸橋愛