東京映画記者会(本紙など在京スポーツ紙の映画担当記者で構成)が投票で選ぶ「第61回ブルーリボン賞」の各賞が20日、決定した。

 助演男優賞の松坂桃李(30)は受賞作「孤狼の血」では、暴力団同士の抗争に介入する悪徳警官(役所広司)とコンビを組む新人刑事役を演じた。「本当に白石(和彌)監督と役所さんに取らせていただいたようなもの。2人がいないと、あの役はできなかった」と振り返る。

「主演男優賞は取るのも難しいけど、助演賞より枠が少ない分“これだ!”というものがあればイケるんだと。その分、1つの作品に助演の枠はいっぱいあるので、難しいという話をマネジャーとしていた」と受賞を喜ぶ。

 役所とは、撮影を離れた場所で俳優論なるものを語り合ったことがあるという。「2回くらい飲みにいけた。劇中の役柄っぽい雰囲気で、ニヤニヤしながら人をイジっていて。それを見てすごく心が温かくなった」

 三十路を迎え、出演作は20代のころの二枚目役より、ハードで強烈な印象を与える役柄が多くなった。最近は思い切った濡れ場が評価され、受賞作でもラブシーンを熱演。役所には「濡れ場は若いうちにたくさんヤッておいた方がいいよ」と言われたという。

 ただ自身は「結構面倒くさがり」だとか。「すぐに怠けようとする。初めからやればいいのに、やらないところがある。性格を診断する専門家に診てもらったことがあって『(性格が)中2で止まっている』と言われた。例えば夏休みの宿題を後回しにするとか、そういうタイプです」という。

 そのため「追い込まれないと、やらないところがある」一面がある。「監督の言葉しかり、共演者、相手役が言ってくれるセリフしかり。いろんなスイッチを入れてくれる要素はあって、それにお尻を叩かれている感じですね!」