大横綱のDNAで頂点を目指す。大相撲秋場所3日目(13日、東京・両国国技館)、元横綱朝青龍(41)を叔父に持つ新関脇豊昇龍(23=立浪)が小結逸ノ城(29=湊)を下して2連勝。素早く横について上手を取ると、鮮やかな外掛けで仰向けにさせた。取組後は「集中して自分の相撲が取れて良かった」と胸を張った。
負けん気の強さは叔父譲りだ。先場所は逸ノ城が初優勝を果たす一方で、豊昇龍は複雑な思いを抱いていたという。「逸ノ城関が優勝したのを見て〝何で僕が優勝できないのかな〟という悔しい気持ちもあった」。その言葉通り、目の前の優勝力士を倒して実力を証明してみせた。
自らに厳しい稽古を課すのも〝朝青流〟だ。場所前の出稽古期間には他の部屋の関取衆と積極的に胸を合わせ、その後は1日に60番取る日もあったという。豊昇龍は「横綱大関に上がるために一番必要なことは稽古。毎日毎日、やっていることは全部がキツイ」と言い切った。
先場所前に痛めた右足甲の状態も不安はない。立浪部屋コンディショニングトレーナーで「S字整体わが家」の多田委且氏は「足の状態は大丈夫そうですし、他にも悪いところはない。調子はよさそうです」と太鼓判を押している。
豊昇龍は新関脇の地位に「自分の目標(横綱)にちょっとずつ近づいてきた。ここで止まっちゃいけない気持ちもあるし、次の番付があるので、そこに向けて頑張っていきたい」。さらに精進を積み重ね、偉大な叔父に一歩ずつ近づいていくつもりだ。












