【大相撲】「照ノ富士の独り勝ちが2、3年は続くのでは」 今の角界で若手が伸びない根本的理由

2022年01月02日 05時15分

昨年は4度、賜杯を手にした照ノ富士(東スポWeb)
昨年は4度、賜杯を手にした照ノ富士(東スポWeb)

 大相撲初場所(1月9日初日、東京・両国国技館)で横綱照ノ富士(30=伊勢ヶ浜)が3場所連続7度目の優勝に挑む。2021年は4度優勝し、通算77勝で年間最多勝にも輝いた。年間優勝4回と70勝超えは14年の白鵬(5回、81勝)以来7年ぶり。9月末で現役を引退した白鵬に代わって「照ノ富士時代」の到来を大きく印象づけた。

 22年も横綱を脅かす存在は現れそうにない雲行き。三役経験のある親方の一人は「今の大関2人は横綱を目指すには物足りない。(コロナ禍で)稽古を十分にやれないから、若手も伸びない。照ノ富士の独り勝ちが2、3年は続くのでは」と予測した。この1年で、貴景勝(25=常盤山)と正代(30=時津風)の大関陣は実力と成績の両面で照ノ富士に大きく水をあけられた。

 関脇以下の力士も同様だ。コロナ禍以降、若手が出稽古や巡業の稽古で格上に胸を借りる機会はなくなり(合同稽古を除く)、再開されたとしてもすぐに成果となって表れるわけではない。白鵬の引退と照ノ富士の台頭の陰で、近年の課題とされてきた土俵の「世代交代」の〝宿題〟は残されたままだ。

 照ノ富士が初場所を制すれば、新横綱から3連覇。1919年の栃木山以来103年ぶりで、1場所15日制以降では初の快挙となる。その横綱は新たな1年へ向けて「2桁優勝(V10)を目指して頑張りたい」。ケガなどのアクシデントがない限り、22年も「照ノ富士の年」となりそうだ。

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