小池百合子東京都知事が15日、東京都議会の第2回定例会が閉会したことを受けて、取材対応した。

 小池氏は補正予算や条例改正案が成立したと報告。「条例の改正で大きなポイントがありました。パートナーシップ宣誓制度を11月に運用開始します。都営の住宅などへの入居を可能とする住宅関係条例の改正を伴っておりまして、いわゆるLGBTQなど皆さま方が、それぞれの意志に基づく生き方、住まい方を可能とするものです」と話した。

 同制度は性的マイノリティーのカップルに届け出があれば都が証明書を発行するというもの。生活上の不便さの軽減などを目的としている。

 また、「もう一つは都の審議会の委員構成を男女いずれも40%以上にするという条例の改正。いわゆるクオータ制の導入です。女性が1人もいない会議は会議とみなさないっていうものが入っている。条例として固めながらお互いの切磋琢磨が進むことは都市の豊かさにつながっていくのではないか」と期待した。

 来週22日には参院選が公示となる。都議会が閉会となれば小池氏は動きやすいが、果たしてどんな関与をするのか。