小池百合子東京都知事が1日、都議会で所信表明演説を行った。

 小池氏は「この夏や冬の電力需給も厳しい見通しが示されています」と危機感を表明。電力を「減らす」、「創る」、「蓄める」の頭文字を取った「HTT」をキャッチフレーズに「この3つの観点から政策を磨き上げ、社会を脱炭素型へとシフトさせていきます」とした。

 その一つが太陽光パネルの設置義務化で「条例改正に向けた準備を加速します」と訴えた。

 また、明治神宮外苑の再開発についても言及。「開発事業者には、幅広い都民参画の取組を検討するよう要請しました。多くの都民がスポーツに親しみ、賑わいあふれる緑豊かな街へと発展させてまいります」と語った。

 太陽光パネル設置義務化と外苑再開発には批判もあるが、小池氏は改めて推進を表明した。