「NHK受信料を支払わない国民を守る党」(NHK党)の立花孝志党首が25日、会見し、夏の参院選に芸能界の裏事情を暴露しているガーシーこと東谷義和氏の擁立プランを明かした。

「毒をもって、毒を制するのが一番の目的。裁判所や総務省、NHK、テレビ局、芸能界、スポーツ界の癒着をつぶしにいきたい。これを突破するのはガーシーの力を借りる以外ない」と立花氏が参院選に白羽の矢を立てたのはアパレル会社社長で、20年以上にわたって、芸能界に携わっていた東谷氏だ。

 今年2月に「芸能界の裏側」のタイトルでユーチューブチャンネルを開設し、芸能人やユーチューバーの裏事情や男女関係、不法行為などを暴露している。チャンネル登録者数は80万人を超え、投稿した動画は軒並み100万~300万回以上も再生されている。

 立花氏はNHK在職中に内部告発した過去があり、東谷氏に自身の姿を重ね合わせる。

「芸能界=公共の場で、テレビやラジオを使って商売されている方はプライベートのことも明らかになるのは当然。(東谷氏の暴露は)公共性、公益性が高い。賛否があるのはわかっているが、メディアで取り上げられないのは違和感がある。地上波のテレビに出演してもらいたい」と参院選でNHKの政見放送において、芸能界の闇を暴露してもらいたいという。

 東谷氏はチャンネル開設当初、選挙への立候補のオファーがあったことを明かしているが、「政治はいい」と否定していた。立花氏は「党としては、ガーシーの注目度はぜひとも欲しい」と早速、会見中に連絡を取り合っていた。