ボートレース江戸川のGⅠ「江戸川大賞 開設65周年記念」は20日、予選最終日の4日目を終了。21日の5日目は佳境の準優勝戦3番勝負が争われる。

 この日は予選トップを巡る激しいポイントバトルが繰り広げられたが、11Rで西山貴浩(福岡=33)が2コースから差して2着を確保し、この時点で得点率は8・33に上昇。同じレースに出走していた若林将(東京=37)は4着で7・60に落とした。

 また、3日目まで得点率トップだった片岡雅裕(香川=34)は12R6号艇で出走し、こちらは5着に敗れ、得点率は7・67に後退。この結果、西山が予選首位通過を決めた。

 西山は「グランプリを経験して、リラックスして走れるようになりました」と好調の要因を挙げる。「プロペラを大幅に叩いて、行き足が良くなったけど、こんな成績を取れる足ではないです」と機力はまだ中堅レベルだが、「インコースならスタートは大丈夫」と気迫のスタート攻勢で5日目(21日)準優勝戦12Rを逃げ切って、優勝戦の1号艇を勝ち取るつもりだ。