【平和島ボート・SGグランプリ】〝西山貴浩劇場〟ラストどうなる? 打倒・峰竜太へ「面白いことしたい」

2020年12月19日 19時00分

1号艇の峰竜太(左)を意識する?西山貴浩

 ボートレースの賞金王が決まる〝1億円バトル〟はついにファイナル――。平和島のSG「第35回グランプリ」は19日、開催5日目を終了。11、12Rでトライアル2ndの3戦目が行われ、最終日(20日)の12Rで行われる優勝戦のメンバーが出揃った。

 5日目トライアル2nd12Rでは6着に敗れながらも、優勝戦1号艇をつかんだのは賞金ランク1位で選出された峰竜太(佐賀=35)。「足は全体に良くて節一!」と豪語しており、V本命の座が揺るがない。

 だが、そんな〝絶対君主〟に挑戦状を叩きつけるのは、本紙で『貴浩西山のキャビらない話』を好評連載中の西山貴浩(福岡=33)だ。5日目トライアル2nd11Rはインから逃げ切り勝利。1号艇で臨んだ2戦目、3戦目で連勝を飾り、自力でベスト6入りを決めた。

 舟足は「峰竜太とはポルシェと軽トラくらい違う」と、いつもの〝西山節〟で表現したように、優勝戦の中では目立たないが、それでも今大会にかける思いを感じさせたのが『部品交換』だ。

 2、3、5日目と、それぞれピストンリングを1本ずつ交換。「新品リングを入れています。明日(優勝戦)も入れるつもり。ぶっつけ本番になると思う。上位の2、3人は抜けているが、他はそんなに変わらない。出足を中心にボクの中では納得している」と丁寧な仕事が光った。

 コロナ騒動に振り回された2020年。無観客開催こそ回避できるようになったが、ファンとの交流を大切にする〝エンターテイナー〟としては寂しい一年となった。その悔しさが原動力となり「トークショーもないし、水面でアピールしかない」と、ファンを魅了する走りで、見事にファイナルまで駒を進めた。

「スタートは気合で行っている。行かないと勝てない。迷惑をかけない程度に、あの大舞台でトップスタートを切りたい。面白いことをしたい」と優勝戦に向けても気合はパンパン!

 初出場ながら、大いにグランプリを盛り上げた〝西山劇場〟の感動のフィナーレに期待したい。