【若松ボート・BBCトーナメント】GI戴冠・西山貴浩が純地元でメイチ勝負「ミスターの称号引き継ぎたい」

2020年12月02日 22時50分

凱旋Vをもくろむ西山貴浩
凱旋Vをもくろむ西山貴浩

 ボートレース若松のプレミアムGI「第2回ボートレースバトルトーナメント」(通称・BBCトーナメント)が3日、短期決戦のゴングを鳴らす――。今大会に気合満々で乗り込んできたのが西山貴浩(福岡=33)だ。

 お祭り男が冬の夜空に花火をぶち上げる! ボートレース界きってのエンターテイナー西山が2020年の〝総決算〟を迎える。本来ならば、強豪トップレーサーたちは、次節に行われるボートレース界の最大のビッグイベントSG「グランプリ」(平和島=15~20日)を今年最後で、最大、最高の舞台と見据えているはずだが、西山に限っては「これ(BBCトーナメント)が今年のメインでしょう!」と、念願の初出場を決めた『グランプリ』を歯牙にもかけない。

 というのも、今大会の舞台となる『若松』がホームプール、純地元だからだ。「(ボートレース若松は)僕にとっては特別な場所なんです。デビューも、初優勝もここ。ヨメさんにも『若松は走ってほしくない』って言われるくらいですから…。それだけ、若松でのレースの前には僕がピリピリとしているんでしょうね」。〝若松では負けられない〟、〝下手なレースはできない〟、そんな思いが人一倍強いからに他ならない。

 前回の若松戦、7月の一般戦優勝戦ではインコースの〝王者〟松井繁に対して、2コースから豪快なツケマイ勝負に出て優勝を勝ち取ったのは記憶に新しい。しかも、今回は9月の徳山ダイヤモンドカップで念願だったGI初優勝を飾り、タイトルレーサーの箔をつけての〝凱旋シリーズ〟となる。さらに、プレミアムGIというお祭りムードもあって、いつもの若松以上に、やる気になっているようだ。

「来年にはSGオールスターも開催されるし、とにかく(若松を)盛り上げたいと思っているんですよ。そろそろ田頭(実)さんから、『ミスター若松』の称号を引き継ぎたいですからね(笑い)」

 そんな西山にとっての〝大舞台〟の1回戦は第10R・6号艇。コンビを組むのは57号機となった。前検日は「回り過ぎで下がっていた。でも、スタートは届いていました」と、満足なデキとはいかないまでも、地の利を生かしての機力アップも見込めるはず。

   さらには「6号艇なのでコース取りは臨機応変にいきたい。大人しくはしていない。前づけも含、ゲリラ戦も辞さない構えだ。

 グランプリには目もくれず、この若松での勝負に照準を合わせてきた西山。「そんなのが一人くらいいても、いいじゃないですか!」

 今年の「BBCT」は西山の、この心意気を買いたい。

 

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