パワハラ騒動の植草歩に異変「顔はまんまる」「下半身パンパン」 低評価覆せるか

2021年07月10日 05時15分

オンラインで会見した植草歩
オンラインで会見した植草歩

 メダル候補の気になる状態は――。空手の東京五輪組手女子61キロ超級代表の植草歩(28=JAL)に対して周囲から厳しい視線が向けられている。東京五輪の開幕までちょうど2週間となった9日、パワハラ騒動後初めて取材に応じ、金メダルへの思いを口にした。2016年世界選手権で初優勝を果たすと、18年同大会では準優勝。長年空手界を引っ張ってきたが、ここ最近は精彩を欠いた試合が続いており、不安の声も漏れ始めた。

 かねて「五輪金メダル」を目標に掲げてきた植草は、3月下旬に全日本空手道連盟(全空連)前強化委員長で帝京大空手道部師範の香川政夫氏(66)からパワハラを受けたと告発。大きな話題となったが、結果的にパワハラが認められることはなく、不本意な形で注目を浴びることとなった。

 それから約3か月。この日のオンライン取材では終始笑顔を見せるなど、吹っ切れた様子だった。パワハラ騒動の件にこそ言及しなかったが「東京五輪は私たち空手家にとって夢の舞台。この舞台で私自身の空手の集大成を見せられるように、残り1か月最善を尽くして最高のパフォーマンスを発揮して金メダルを取りたい」と力強く決意を語った。

 とはいえ状態が上がっているとは言いがたい。昨年のプレミアリーグ(PL)では、一度も表彰台に立つことができず、同年の全日本選手権でも3回戦敗退に終わった。さらに東京五輪前最後の実戦となったPL・リスボン大会(4月30日~5月2日)は68キロ超級に出場し、2回戦は快勝したものの、3回戦でスペイン選手に敗れた。

 敗退した試合を見たある空手関係者は「もう太っちゃって、顔もまんまるで下半身もパンパンだった。スピードに全く対応できていなかった。まず体が絞れていない」と辛口コメント。元日本代表選手も「金メダルはおろか、メダル獲得すら厳しいと思う」。金メダル候補に対する言葉とは思えないほど厳しい見通しだ。

 それでも植草は諦めていない。現在は香川・高松中央高監督を務める崎山幸一氏の指導のもと、61キロ超級の試合が行われる8月7日に向けて調整中。「ちょうど今週、来週が追い込む時期になってくるので、技術的にも体力的にも追い込んでいって、きちんと海外選手の対策もしながら、心身ともに鍛えていこうというふうに思っている」と展望を口にした。

 泣いても笑っても残された時間は1か月あまり。すっかり下がってしまった〝業界〟の低評価をはね返し、夢を現実に変えることができるか。

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