人気アイドルグループ「乃木坂46」が21日、東京ドーム公演を開催。この日をもって、1期生・高山一実(27)がグループを卒業し、約10年間のアイドル人生を終えた。

 高山は2011年に加入し、デビュー曲「ぐるぐるカーテン」から全28枚シングルで選抜入り。フロントメンバーの称号〝福神メンバー〟にも14回入るなど、中心メンバーとして活動した。

 明るく優しいキャラクターで、メンバーやメンバーから愛され、バラエティーでも活躍。一方で、小説家としての執筆活動も行い、18年の著書「トラペジウム」は累計25万部を突破するストセラーになった。

 中盤では、メンバーが高山との思い出を振り返る場面も。18日に卒業を発表した2期生で最年長の新内眞衣(29)は「お仕事を一緒にすることも多かったけど、遊んだことも多かった。(卒業した)斉藤優里ちゃんと私の家に集合したときに、窓を開けっ放しでめちゃくちゃ近所迷惑レベルでしゃべってしまって(苦笑い)。街を歩いてても(高山の)高い声でバレちゃう。あやうく家もバレそうになった」と明かした。

 それでも仕事を離れた交流がうれしかったという新内。「普通の女の子がするようなカフェやご飯に行くことが多かった。これからもよろしく!」と呼びかけると、高山は「うれしい! こちらこそよろしく~!」と笑顔で答えた。

 また、同じ1期生の齋藤飛鳥(23)は高山とご飯を約束したが、ドタキャンしてしまったことを〝謝罪〟し、卒業後のご飯を約束していた。

 うれしくなった高山は会場のファンに向かって「皆さん、ご飯行きましょうね!」と呼びかけ。人の良さで知られるだけに、齋藤は「変な人のところに行かないでよ!」に心配していた。