〝歌姫〟中森明菜(57)の周辺が騒がしい。30日、本人名義のツイッターアカウントと公式サイトが開設され、大騒動となった。NHK紅白歌合戦出場への大きな一歩となるか――。

 明菜はツイッターに「いつも応援してくださるファンのみなさまへ」という文書を投稿。「ほんの少しですが、体調が良くなってきました」と再始動と個人事務所設立を発表した。文書の最後には直筆の署名があった。

 長年、FAITHという事務所に在籍していたが、公式サイトによると8月に「HZ VILLAGE」という事務所を立ち上げたという。突然の発表にファンは歓喜し、ツイッターのフォロワー数はあっという間に30万人を突破した(30日夜時点)。

 ただ、業界では「本物なのか?」という議論が巻き起こった。長年、携帯電話を持たなかった明菜が一段飛ばしでツイッターを始めたことに違和感を持つ人も多かった。

 レコード会社の関係者によると「現時点では署名の筆跡は本人のものだろうということで、明菜本人のツイッターアカウントでほぼほぼ間違いないという話になっている」という。

 NHKで7月9日に放送された「中森明菜 スペシャル・ライブ 1989 リマスター版」が大好評だったことで、明菜の本格復帰、さらには紅白出場を求める声が高まっている。

「体調面、精神面を含めて本人が人前で歌える状況かどうかはともかく、もう一度、歌いたいという気持ちが強いことは間違いない。明菜を待っている人は多く、その声がツイッターでダイレクトに届けば、さらに明菜の気持ちを奮い立たせるだろう」(音楽関係者)

 NHKはすでに紅白出場オファーを出したと伝えられている。「7月の『スペシャル・ライブ』を放送する際、明菜サイドの要求はノーカット・ノー編集で流すことで、NHKはそれを飲んだそうです。NHKにしてはかなり珍しいことで、それほど明菜を望んでいる証拠でしょう」(前出レコード会社関係者)

 明菜が紅白に出場したのは2014年が最後。8年ぶりに勇姿を拝めることになるのだろうか。