今年3月の米アカデミー賞授賞式で米俳優ウィル・スミス(53)から平手打ちを食らった米コメディアン、クリス・ロック(57)が先週末、同賞の主催者から来年の司会オファーを受けたが、断ったことを明かした。
地元紙アリゾナ・リパブリックによると、ロックは28日、米アリゾナ州フェニックスでの舞台で、アカデミー賞授賞式に行くことは、「犯行現場に戻るようなもの」だとおどけて見せ、観客を笑わせた。
今年の授賞式でプレゼンターを務めたロックは、脱毛症に苦しむスミスの妻をジョークのネタをしたことからスミスが激怒。スミスは客席からステージに歩み寄り、ロックの頬を平手打ちにした。このオスカー史上前代未聞の蛮行に、スミスは同授賞式への出席が10年間禁止という懲罰が下り、後日、ロックに謝罪した。
ロックは2005年と16年の2回、アカデミー賞の司会を務めた経験もあり、同賞を主催する米映画芸術科学アカデミーは、来年3月に予定されている授賞式の司会を依頼してきたという。
授賞式をプロデュースし、独占放送する米ABC側は5月、米オンライン誌「デッドライン」に、「視聴率が取れることは確実」とし、ロックの起用をほのめかしていた。
また、ロックによると、ビンタ騒動後、アメリカンフットボール・リーグ(NFL)からも来年2月のスーパーボウルのテレビCM出演のオファーが来たが、それも断ったと明かした。
関係者によると、ロックはビンタ騒動について、まだ心の整理がついていない様子で、先月のニュージャージー州ホルムデルでの舞台では、「オレは被害者じゃない。紙で指を切ったくらいで病院に行かない」と語り、複雑な心境をのぞかせた。












