UMA史上初の快挙だ。新生IWAジャパンでハル・ミヤコ女史が率いるUMA軍団のお荷物、河童小僧が放出先のタイ・バンコクで独立団体のチャンピオンとなり、10日に初防衛に成功した。

 長い歴史を誇るUMA軍団が、ついに初のチャンピオンベルトを手中にした。あまりの不甲斐なさからハル女史にタイ無期限追放を言い渡された河童小僧は一念発起。バンコクの独立団体「セットアップ・タイランド・プロレスリング」に殴り込みを果たして、2日の道場マッチではTik Tokで約45万人のフォロワーを持つ王者SAY Sciを河童式アイアンクローでKO。新王者となった。
 
 10日にはアユタヤ大会(超満員札止め300人)では女子選手のMATCHAを相手に防衛戦を行い、河童クローがレフェリーを誤爆して反則負けも、ルールによりベルトの移動はなかった。とにかくUMA軍団は史上初のベルトを死守。世界のUMA史に新たな歴史を刻み込んだ。

 この快挙をタイの公衆電話からコレクトコールで連絡を受けたハル女史は「オーホッホ、河童もやるじゃない。まさか一番のウェイト(お荷物)だった河童がここまでやるとは予想もできなかったわ。これでUMA軍団にも待望のベルトが訪れました。ベルト欲しさに新たなUMAが出てくるかもしれないわね…。河童小僧、永久に反則勝ちでいいからベルトを死守なさ~い!」と冷酷な指令を出した。

 30日にはバンコクで前王者とリマッチが決まっており、ハル女史も新たなUMAを帯同してバンコクに渡る予定。「雪男は酷暑のバンコクでは無理ね。どのUMAにしましょうかしら…。ベルト欲しさに7メートルのワニが来るかもしれないから河童の寝床は当分、バンコクの森の中よ。私が到着する日を楽しみにしていなさ~い!」と女史は気勢を上げた。

 一方の河童小僧はアユタヤ産のキュウリをポリポリかじりつつ、タイ近郊の森林でベルトを枕にながら、漆黒の暗闇の中に怪しげな空気を感じつつ、眠れない夜を過ごしていた。