“令和の偽者”がキターー! プロ野球・ロッテの佐々木朗希投手(20)はオールスター(26日=ペイペイ、27日=松山)のファン投票でパ先発投手で1位に輝いた。佐々木朗はマメが潰れて出場選手登録を抹消されているが、その“救援”とばかりにモノマネ芸人「佐々木浪費」がついに誕生した。

 佐々木朗が4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で完全試合を達成したことを受け、野球選手のモノマネ芸人たちで構成され、日本代表「侍ジャパン」からも“黙認”される「偽(いつわり)ジャパン」が水面下で動いていた。

偽ジャパンの代表で“燃える闘魂”アントニオ猪木氏のモノマネ芸人・アントキの猪木が、本紙で佐々木朗のモノマネ芸人を募集。芸名は「佐々木浪費」と決めていた。

 すると、広島県在住の男性(29)から応募があり、アントキの猪木と“入団交渉”。「浪費(ろうひ=6・1)の日」の6月1日、偽ジャパンへの入団が決まった。

 佐々木浪費(以下、浪費)はZOZOマリン近くでアントキの猪木とともに取材に対応。入団の経緯を説明した。

 浪費は4月中旬、本紙記事を読んでいた広島県の行きつけのお好み焼き屋の店長や常連客から「そういえば朗希に似とるよな~」と言われた。店長は「せっかくだから、ユニホームと帽子、買ったげるよ」と浪費のために購入。5月に同店で、佐々木朗の背番号「17」のユニホーム&帽子姿を披露すると「やっぱ似とる!」と盛り上がった。

 偽ジャパンのメンバーで米大リーグのツインズ・前田健太投手のモノマネ芸人・マネケンも太鼓判を押し、アントキの猪木にプッシュした。

 浪費は「だから、自薦じゃなくて他薦なんです。自分ではそんなに似てないかなと思ったんですが…」と頭をかく。素顔は恥ずかしがり屋だ。

 本家はハタチでアルコールが解禁されたばかりだが、偽者は大酒飲み。浪費は「夕方6時から朝9時まで飲んだこともあったなあ」。アントキの猪木は「グラスよりジョッキ、ジョッキよりピッチャー(投手)だろ!?」とちょっとだけウマいことを言う。

 浪費は、野球経験ゼロながら183センチ、80キロと“投手仕様”の体格を誇る。190センチ、85キロの佐々木と比べても、そこまで遜色はない。

 ネックは体が超硬いことだ。佐々木朗は胸につかんばかりに左脚を高く上げるダイナミックなフォームが特徴だが、浪費がZOZOマリン前で形態模写に挑戦してみると、左脚は90度ほどしか上がらない。本人は「硬いんです…」と赤面した。

 芸能人のモノマネと違って野球選手のモノマネは、ルックスが似ていることより形態模写を求められることが少なくない。浪費の体の硬さはストレッチなどで改善するしかない。

 本業は広島県の運送業。偽ジャパンに入団後もそれは続ける。アントキの猪木は浪費の活動について、本業に支障のない土日、“中6日”を検討している。

“令和の偽者”が令和の怪物から公認される日はくるか。 

 ☆ささき・ろうひ 1992年10月26日生まれ、広島県出身。運動経験は中学3年間の卓球。野球好きであり、NPBでは地元の広島と西武のファン。佐々木朗希投手については「ファンというよりリスペクトです」。