総合エンターテインメント事業を展開するKeyHolderグループインタビュー(KeyHolder・大出悠史代表取締役社長=40、株式会社ゼスト・高田裕充代表取締役社長=48、株式会社ノース・リバーの北川謙二代表取締役社長=42)はいよいよ佳境。第5回はアイドルのセカンドキャリア問題、さらには2日間で14万人を動員した乃木坂46の10周年記念コンサートに話が及んだ。メンバーやスタッフを感激させた巨大スタジアムの光景とは――。

 ――SKE48を卒業した竹内彩姫さんがゼストに就職(現在、メディアリレーションを担当)、杉山愛佳さんがSKE48のダンス講師になるなどアイドル卒業後のメンバーを積極的に受け入れている

 ゼスト高田社長 SKEを卒業した後、スタッフとして迎え入れることもあれば、うちの所属アーティストとなる場合もあります。

 KeyHolder大出社長 メンバーのセカンドキャリアについては弊社の藤澤(藤澤信義取締役会長)がかなり力を入れているところでもあります。KeyHolderグループのみならず、メンバーの卒業後の希望を聞いて(就職先について)支援していきたいという強い思いがあります。

 高田 たとえば映像の仕事をしたいというアイドルがいるのであれば、いろいろな形でアプローチしてあげたい。実際にKeyHolderグループの映像制作会社「株式会社UNITED PRODUCTIONS」に興味を持っている子もいますね。アイドル卒業後にこういう仕事をしたいという希望があれば、ゼストとしてバックアップしていきたい。ただアイドルとしての活動が終了して卒業したら「はい、サヨウナラ」というのは違うと思う。

 大出 メンバーの子はUNITED PRODUCTIONSを知ってるんですか?

 高田 「将来、映像の仕事をしたいです。グループにありますよね」という話も聞いたことがあります。マネージャーや裏方をやってみたいという子もいる。可能であれば東京に場を変えてアーティストマネージメントをやらせてあげたいと思います。本人が演者だったのでこういうケアをしてほしいという部分はよくわかっていると思いますから。

 ――乃木坂46は5月に日産スタジアムで行った10周年記念コンサートを開催。2日間で14万人を動員するなど大盛況だった

 ノース・リバー北川社長 コロナ禍でどこまで準備を進めていくかいろいろな調整があったのですが、何とか無事乗り切れました。7万人が入る巨大な場所なのでどうステージングしていくか。この規模になるとスタッフもかなりの大人数が関わってくる。コロナのこともあったのでどこまで有観客でやっていけるかなど日夜試行錯誤、マネジメントとも連携しながら常に打ち合わせを繰り返す日々が続いていました。

 ――コンサート当日は北川さんも日産スタジアムに?

 北川 2日間ともずっと現地におりました。あの光景(注・7万人のスタジアムが乃木坂46のグループカラーである紫のペンライト一色に染まった)を見るとメンバーもスタッフも多くのファンの皆様に支えられていることを改めて実感したと思います。だからこそファンの方々を裏切れない。よりもっと進化していって新しい形で魅せていきたい。感謝の気持ちでより一層頑張っていこうと心に強く受け止めたはずです。

 ――配信で見たファンも多かった

 北川 これまではリアルタイムで見れなかった方に終演後、少しだけ時間をあけて1回だけリピート配信を行っていましたけど、今回新しい試みとして7万人の現地で見ていた方たちも配信で改めて見たいのではないかということで2日間、時間をあけてからリピート配信をしました。土曜日に行われた初日を月曜日、日曜日の2日目を火曜日に配信したところギリギリまでたくさんのお申し込みがありました。ファンの方の選択肢を増やす結果にもつながったのかなと思います。

 ――乃木坂46が、これだけ支持を集めている理由は何だと思いますか

 北川 こればっかりは何が正解なのかわからないですね。

 ――北川さんが個人的に思う乃木坂46の良さとは

 北川 何でしょうね。フラットなところなんですかね。もしかしたらそれが時代のニーズに合っていたのかもしれない。色がついてない中でファンの方や世間の方々が広げてくれたのかなと思います。    

☆おおいで ゆうし 2005年三井住友銀行入行。2017年株式会社KeyHolder入社。2022年3月代表取締役社長就任。

☆たかた ひろみつ 1997年エイベックス・ディーディー株式会社(現・エイベックス株式会社)入社。2019年株式会社ゼスト入社。2022年3月代表取締役社長就任。

☆きたがわ けんじ 2011年株式会社ノース・リバーを設立。NMB48の6枚目シングル「北川謙二」のモデルでもある。