タレントの石原良純が6日、「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。持続化給付金詐欺について言及した。

 番組では東京国税局の職員らによる持続化給付金詐欺事件を特集。逮捕された人物の故郷へ行き、友人らに話を聞いていた。石原は「なぜ30代リーダーは顔が出てこないのか。65万円で一生を棒に振るであろう人が根堀り葉掘り故郷までインタビューされているのに、リーダーが黒塗りになっているのは何でだろう」と首をかしげた。逮捕されている20代女はインターネットでの申請を担当し、65万円の報酬を受け取っていたとされている。

 また、この事件では大学生ら約200人を個人事業主に仕立て、不正受給していたことが分かっている。「200人の若者たちがどういう思いでやったか分からないが、僕らの若いころはそういう危ないことに手を出さなかった。なんでかっていうと一つ一つステップを踏んでいけば、今は100万円を手に取れなくても、5年後10年後っていう思いがあった」と価値観の違いを指摘。

「若い人の気持ちの荒れ方というか、辛さも世の中にあるのかな」と嘆息した。