4人組女性ボーカルグループ「et‐アンド‐」が9日、東京・下北沢SHELTERで春ツアーファイナル公演を行った。

 オープニング曲は先月11日に発売したデジタルシングル「花心」(はなごころ)。淡いグレーの衣装で登場した4人は優美なダンスとともに観客を魅了した。

 アンコールでは、グッズのTシャツ姿でステージに登場。今回のツアーでは、「各公演で新曲を披露する」と事前にアナウンスされており、東京公演でもアンコール1曲目で新曲(タイトル未定)を披露。リーダーで元SKE48の野島樺乃はメンバーの山崎カノン、モラレスきあら、栗本優音と4人で歌詞についてワードやテーマを話し合いながら制作したことを告白。

 野島は「メンバー一人ひとりの意見がきちんと詰まった楽曲になっているんじゃないかなと思います。歌割りも4人で話し合いながら決めた曲でもあるので、一人ひとりの歌声に、そしてみんなで考えた歌詞に注目して聴いてください。気持ちを込めて歌います」と思いを伝え、「これから、自分たちにいろんな思いが重なるように、どんなタイトルが合うのかみんなで話し合いながら決めていけたらなと思います。なので、リリースまで楽しみにしていてください!」と呼びかけた。

 最後のMCで、モラレスは「これからもっともっとビッグになれるように頑張るので、ついてきてくれたらうれしいです!」と話せば、栗本は「すごく感謝がたくさん詰まった公演だったなと思います。本当に来てくださった皆さん、ありがとうございました!」。山崎も「名古屋、大阪、東京、ぜーんぶ楽しかった! すごい楽しくて、またやりたいなって思います」とツアーを振り返り、「メンバーやスタッフさんと『ここ立ちたいね』『ここに立つためにはどうしたらいいんだろう』っていう話し合いをしたりとか、その目標がかなったら絶対にもっと楽しいし、それに向けて今後も頑張っていきたいなってすごく思ったツアーでした」と決意した。

 野島はファンやスタッフへの改めて感謝した後に「自分たちだけじゃまだまだ本当に未熟だなって痛感したツアーでもありました」と反省点を口に。それでも「これからも何事にも本気で、まだまだ未熟な私たちですけど、未熟ながらもガムシャラに、貪欲に、努力を怠らずに、自分たちの個性を忘れずに今年は勝負の年だと思って一歩一歩力強く歩いていきたい」と誓った。