人気お笑いコンビ「ダウンタウン」松本人志(58)のコロナ感染で、番組制作現場での感染防止対策の安全神話崩壊か!?

 松本は先月25日「濃厚接触者になりました」とツイートし、同30日放送の情報番組「ワイドナショー」(フジテレビ)を欠席。今月13日の放送で3週間ぶりに復帰した。ところが、前日12日の収録で一緒だったタレントが続々と感染。その発表は、東野幸治が13日、山崎夕貴アナとお笑いコンビ「Aマッソ」の加納愛子が15日、フリーの石井亮次アナと松本は18日と相当ばらつきがある。

 テレビ関係者は「12日の収録でクラスターが発生したのは間違いないと思う」と指摘。番組側の対応に首をかしげる。

「普通、東野さんの感染が分かった段階で、出演者全員が抗原検査かPCR検査を受けるべき。なのに、東野さんから松本さんの感染判明まで5日経過しており、それだけ経たないと感染が分からないのなら逆にニュースだよ。ワイドナショーの収録が原因で感染したと受け止められないよう、フジや関係者が発表時期などを周到に計画した可能性を疑われても仕方ない」

 東野の感染が公表された際、関係者の「収録現場にはアクリル板があり、距離も離れていた」という証言で、松本は濃厚接触者に当たらないとされたが…。

「松本さんの感染で、保健所の濃厚接触者認定は万能ではないことが分かる。スタジオの感染対策は万全だとフジが保健所に主張し、それに基づき保健所が認定するから、自己主張に基づく濃厚接触者認定制度では意味がない」と同関係者。

 聞けば「どのテレビ局もそうだが、スタジオは万全の感染対策を講じており、ディスタンスもしっかり確保している」という。番組出演者がマスクを外しているのはそのため。「そんなスタジオで今回もしクラスターが発生したなら、どの番組でも出演者はマスクしなければならず、これまでの安全神話が崩れることになる」という。

 ワイドナショーは通常、放送前日の収録で、20日放送分は代役を立てて今日19日とみられる。「12日の収録前後に出演者同士で会食したのか、同じ収録の参加者からなぜこれだけ感染者が出たと思うのか、あるいはみな別々に感染の機会があったのかなど、聞きたいことだらけ」(前同)。20日の主なトピックは今のところ、東出昌大の事務所契約解消とワリエワ選手のドーピング違反騒動だが、レギュラー出演者のコロナ検証に急きょ内容を差し替えるのか。