都知事選の〝戦友〟2人が語る小池百合子都知事の病床と今後

2021年06月29日 18時12分

都議選渋谷区選挙区から立候補している込山洋氏(左)と葛飾区選挙区から立候補している後藤輝樹氏
都議選渋谷区選挙区から立候補している込山洋氏(左)と葛飾区選挙区から立候補している後藤輝樹氏

 東京都の小池百合子都知事(68)が22日に入院し、完全に表舞台から消えてしまった。長引く入院に深刻な事態が懸念される一方、都議選(7月4日投開票)を完全にスルーする動きに舛添要一元都知事(73)や東国原英夫(63)はいぶかしがっている。小池氏と都知事選を争った元候補者たちはどう見ているのか?

「お大事になさってください。早く良くなってください」と気遣ったのは、SDGs党の後藤輝樹氏(38)だ。都知事選には過去2度出馬し、ともに小池氏の前に敗れた。今回の都議選では葛飾区選挙区から立候補している。

 後藤氏は小池氏の体調回復を強調したうえで、「今までの小池さんの感じからみると、なにか作意があるのかなと。病床からでもツイッターとかで都民ファーストの会を応援したり、五輪に言及したりできる。体調が悪いことをいいことに雲隠れしているようにとらえられても仕方がない」と話す。

 多羅尾(たらお)光睦副知事(64)が小池氏の職務を代行しているが、都民ファの中からも小池氏でないと国との交渉はできないとの声も上がる。後藤氏は「タラちゃん(多羅尾氏)じゃ、しようがない。やはりサザエさん(小池氏)が出てこないと。いずれにしても病気が理由なので批判しにくい状況」と話す。

「正直、あれだけ元気な都知事で、体調を壊さずにやってきたのに選挙、五輪前に急きょ、疲労だということで入院されたのは驚きです」と話すのは昨年の都知事選に出馬していたスマイル党の込山洋氏(47)だ。小池氏との因縁は師匠のマック赤坂氏が戦った16年の都知事選から続いている。込山氏は都議選で、渋谷区選挙区から無所属で立候補している。

「私自身、小池都政に不満があるということで都知事選にも出たし、都民ファをぶっ壊すということで都議選に出ている。都政が混乱している状況で、いち早く体調をよくして、戻ってきてもらいたいと同時に小池さんも過酷かもしれないが、もっと苦しんでいる都民がいることも理解してもらいたい」と訴えた。

 2人が気になるのは小池氏が体調不良を理由に都知事のイスを投げ出し、再び都知事選が行われる事態だ。

「体調不良の中、五輪、パラリンピックはやりきって、都知事を辞めますって言いだす可能性は否定できない。その時は、『百合子の次はオレに任せろ』と。個人献金ぜひお願いします!」(後藤氏)は早くも3度目の都知事選挑戦を見据える。

 対して、込山氏は「衆院選で国政に戻るというウワサも聞いた。私は借金して、都知事選に出たのに1年ちょっとで投げ出したら、(供託金の)300万円を返してくださいと言いたくなる。都知事選となったら、もう出馬資金がありません」とお手上げのポーズを見せた。

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