「きゃわふるTORNADO」から改名した7人組アイドルグループ「Symdolick(シンドリック)」が27日、解散の危機を乗り越え都内で新体制ワンマンライブ「キボウノヒカリ」を開催した。

 新体制となった7人はコロナ感染対策のため入場制限をし、200人の観客を前に「キボウノヒカリ」などを披露した。

 リーダーの神咲くるみはライブ中に新加入した能見雛子、葉山遥華、氷ノ黎の3人に「どん底だった私たちを救ってくれたのは間違いなくあなたたちです。『もう無理なのかな』って思った時に一筋の光を照らしてくれました。これからも一緒に頑張ろうね、ありがとう」と涙を流すシーンも。

 1月にメンバーが不祥事を起こし脱退、グループ存続の危機に陥った。そんな危機を救ったのが神咲のプロ魂だ。グループの規律違反を繰り返していたメンバーに対して解雇通告をしたのだ。「『あなたの席に座りたい人が何人いると思ってるの、もう無理だよ。あなたが辞めないなら私が辞めます』って言いました」と振り返る。メンバーの文瀬朱は「不祥事を起こしてもそのままいるグループさんもいる。『それは違うんじゃないか』ってリーダーが強い思いを言ってくれたから気持ちが伝わった」。2月に予定していた4周年ワンマンライブも中止。「プロとしてお客さんにお見せできない」(神咲)と苦渋の決断を下し、グループにプロ魂を浸透させた。

 28日からファーストアルバム「ignition」が各種配信サイトにてDL配信開始。9月19日にLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でワンマンライブが行われる。

 神咲は「今日がスタートなだけでここからが勝負。7人でどんな困難も乗り越えていけるようなグループになって、いつかは武道館を埋めたい」とストイックにアイドル道を突き進む。