「ほかにもやりたいことできた」“ゆづか姫”新藤加菜がNHK党を卒業! 動物愛護の道へ

2021年03月02日 11時20分

卒業宣言した新藤氏
卒業宣言した新藤氏

「NHK受信料を支払わない方法を教える党」(NHK党)で広報室長を務める“ゆづか姫”こと新藤加菜氏(27)が1日、辞職の決意を固め、同党からの“卒業”を明かした。昨年6月にアベノマスクブラポスターで彗星のごとく“政界デビュー”し、才色兼備のマルチな活躍で、立花孝志党首(53)に次ぐ党の顔に何があったのか――。

 新藤氏は昨年6月の東京・北区都議補選に“切り札”として、立花氏から白羽の矢を立てられた。当時、新藤氏はウェブ配信者でネットアイドルの人気者だったが、選挙戦でアベノマスクブラ姿のポスターを掲示したところ、物議を醸し、一躍話題となった。

 その後、千葉・印西市長選に被選挙権の年齢要件引き下げを訴え、連続出馬。7月には党の広報室長に就任し、会見や党務に携わり、「永田町はスーツを着たおじさんばかり」と20代女子目線からの素朴な声はネット上でも反響を呼んだ。次期衆院選では、広島3区からの立候補も決定し、立花氏が一時、「次期党首にしたい」と将来を嘱望したこともある“お姫様”だった。

 それがよもやの卒業宣言。新藤氏は「知見が広がるほどにNHK問題だけでなく、ほかにもやりたいことが見えてきて、昨年末ぐらいから、このまま広報として、党の看板を背負うことや、衆院選に公認になっていることが逆に不誠実になってしまうとの思いがあった」と話す。

 NHK党の党員は立花氏と地方議員のみで、新藤氏は離党ではなく、離職の形となる。立花氏からは「新藤さんはどんどん新しいことをやって、進化した方がいい」との言葉があったという。

 新藤氏は「NHK問題以外は自由に主張、活動していいというところを最大限享受させてもらったし、アベノマスクブラポスターも他党だったら認めてくれなかったと思う。党および党首には感謝している。党を離れても党首は政治の父であることに変わりはない」と感謝の弁を述べた。

 NHK党から卒業するが、新藤氏は政治家への道を自ら閉ざしたワケではない。

「『普通の女の子に戻りたい』というのは冗談で、2年後に行われる統一地方選挙に立候補する目標は変わっていません。政治を志したきっかけである動物愛護の社会問題と向き合うべく、動物取扱業形態で起業する予定です。また若い世代に政治に興味を持ってもらいたいし、そういう視点から今後も発信を続けていきたい」とライバー(ネット配信)活動にもより力を入れていくという。

 昨年6月に政界デビューしてから8か月。走馬灯のごとく、思い出はよみがえる。

「すべてがいい経験になったが、やはり最初にアベノマスクブラポスターで、多様性を認めるはずのフェミニストから執拗にいじめられたことが一番印象深い。そのアベノマスクブラも写真集で脱いじゃいましたけど(笑い)」

 永田町からのフェードアウトは、自らが描くシンデレラストーリーをかなえるための充電期間に突入するともいえそうだが、“ゆづか姫劇場”の第一幕は、いったん終演を迎えることになる。 

 ☆しんどう・かな 1993年5月、東京都生まれ。女子学院在学時からニコニコ生放送の配信主“ゆづか姫”として、JK雑談で名をはせる。カナダ留学を経て、2013年、早稲田大学法学部入学。2年休学して犬の保護活動に従事。19年卒業後、一般企業勤務を経て、20年の東京・北区都議補選、千葉・印西市長選に出馬後、NHK党の広報室長に就任。今春、双葉社から1stデジタル写真集を発売予定。

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