元女優で医療大麻合法化のために活動している高樹沙耶(57)が13日、ツイッターを更新。若者に大麻がまん延する実情に対し、厚労省が取り締まり強化に乗り出す方針を打ち出したことに「使用罪とかやめなはれ!」と提言した。

 高樹は「議論始めるそうでありがとうございます。御用学者だけでなく広く専門家の意見を聞いてください」と訴えると「使用罪とかやめなはれ!」とくぎを刺した。現行の大麻取締法は、麻農家が誤って成分を吸うことを想定し、使用罪が盛り込まれていない。

 だが、音楽とセットになりファッション化した「大麻文化」は若者へ浸透しつつあり、6年連続で検挙数最多を更新している。ネットには「たばこより害がない」など大麻を使用する口実の文言があふれており、使用者は低年齢化。中学生にまで広がっている。厚労省は近く有識者会議を立ち上げ、新たな罰則を設けるか議論する。

 高樹は10年前に千葉から沖縄に拠点を移し、コテージを経営。2016年、大麻取締法違反(所持)の疑いで、厚労省関東信越厚生局麻薬取締部(通称マトリ)に現行犯逮捕され、懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を受けた。