医師のおおたわ史絵氏(56)が21日、ブログで新型コロナウイルスワクチンに言及した。

 新型コロナワクチンの接種は米国や英国で開始した。しかし、アレルギー反応などの副作用などもあり不安視されている。これについておおたわ氏は「海外在住の知人ドクターも1回目を打ちました。少しずつ情報が集まりつつあります」とし、副作用については「ニュースでは多少なり副反応も見られていますが、おそらく想定内の確率とは思います」と見解を述べた。

 患者さんから「ワクチンは打つべきなんでしょうか?」と聞かれるというが、おおたわ氏は「これに関しては任意なので、何が正解とは言い切ることができません。ただひとつ参考までに言えるのは 医師も1/3が『早く打ちたい』 1/3が『様子を見てから打ちたい』 1/3が『打ちたいと思えない』というアンケート結果が出ています。医師ですら接種に迷うのですから みなさんが悩むのは当然ですね」と医師も接種するかどうか迷っている現状をつづった。

 日本では来年3月から接種が開始するとされているが「接種するときは医療機関は今まで以上にアレルギー対策を準備して臨むべきですね。エピネフリンや点滴セットは用意しておく。あらかじめ常用薬を聞いておく必要もある。これによってアレルギー時の初期治療が違ってくるので」と医療機関への提言をした。

 続けて「ワクチン=全ての解決 になるとは思いませんが 何も手立てがないよりは 少しでも安心の材料になるのであれば 1つの手段になるとは思います」と現段階の見解を示した。