人気女優・竹内結子さん(享年40)の急死から10日あまりが経過した。夫で俳優の中林大樹(35)と2人の子供を残して天国に旅立った竹内さんの動機はわからぬままだ。

 当サイトでも報じたように、竹内さんは気丈さの裏に繊細さを持ち合わせていた。デビュー当時から物怖じせず、嫌なことは嫌とハッキリ伝える性格で「気が強い」と評されることもあった。

竹内結子さんはなぜ命を絶ったのか 死因と家族、女優の葛藤

 他方で、撮影現場を見に来た野次馬に対して「いつまでも見ないで!」と声を荒げたり、NGを出したことに落ち込み、楽屋に閉じこもったこともあると一部で報じられた。

「集団の輪に入るのも得意ではないようで、親しい事務所スタッフがそばにいる時はいいのですが、いなくなると、一人で集団を離れ、近寄り難いオーラを出して役柄に集中していました」とはドラマ関係者。

 地方のロケ先でファンから「サインくれませんか?」と頼まれ、断ることもあった。

 前出関係者は「そうするよう事務所がお達ししているケースも多いですが、そこはグレーゾーンで、なかには気さくにサインや撮影に応じる芸能人もいる。ただ、彼女は撮られた写真がどう悪用されるかもわからないから警戒していたようです」と話す。

 そんな竹内さんだったが、ここ数年は人が変わったかのように、穏やかになったと評判だった。ドラマや映画の撮影現場では〝差し入れ女王〟の異名を持ち、交流のあった人に大きな変化が起こると、手紙を書いたり、見舞いの品を送った。

 爆笑問題の田中裕二もTBS系「サンデージャポン」の中で「この間、家族でコロナで入院したあとも、『おめでとう』って快気祝いが届いたばっかり」と証言。竹内さんと田中の妻・山口もえは同じ所属事務所だ。

「親友のイモトさんが2017年に番組企画で南極大陸最高峰に挑んだ時も、竹内さんは手紙と自身がCMキャラクターを務める『サッポロ一番』を送ったそうです」とは芸能プロ関係者。

 若手時代のトゲがなくなり、トップ女優の風格が漂い始めた矢先の急死…。彼女を知る誰もが今も「信じられない」と声を揃えている。