見えた! 安倍首相のセカンドライフ「任侠映画の監督に」過去にラジオで力説

2020年08月29日 06時15分

SPを引き連れて歩く安倍首相(ロイター)

 引退後のプランは決まりだ。安倍晋三首相(65)が28日に辞任を表明し、世間の話題は次の首相に移っている。そんな中、安倍首相の政界引退後の活躍に関係者が太鼓判を押している。持病の潰瘍性大腸炎の再発による無念のリタイアとなった安倍首相だが、過去に政界引退後の夢の職業として映画監督を挙げていた。しかもジャンルはヤクザ、任侠映画というから驚きだ。永田町関係者は「政治家とヤクザの世界はとても似ている。安倍氏に向いている」と指摘した。

「病気と治療を抱え、体力が万全でないということのなか、大切な政治判断を誤ること、結果を出せないことがあってはなりません。国民のみなさまの負託に自信を持って応えられる状況でなくなった以上、総理大臣の地位にあり続けるべきでないと判断しました。総理大臣の職を辞することといたします」

 24日に連続在任日数が2799日となり、佐藤栄作元首相の持つ記録を更新したばかりだが、無念の表情で辞任を表明するしかなかった。原因は持病の潰瘍性大腸炎。2007年の首相辞任の際にも原因となった、治療が困難な病気だった。

 自民党は首相の辞意を受け、次の党総裁をどう選ぶかの手続きに入り、ポスト安倍レースの号砲が放たれた。安倍後を見据えた動きが活発化する一方で、安倍首相の今後が気になるところだ。

 実は安倍首相は過去にいろんなところで政治家引退後のプランを披露している。

 2010年にはラジオ番組の収録で映画監督へのあこがれを語り「自分で撮るとしたらヤクザ映画ですかね。『仁義なき戦い』をさらにドキュメンタリータッチにして、それと『ゴッドファーザー』を足して2で割ったものとかね」と構想案を明かしていた。

 13年にも「(政治家になっていなければ)ゴッドファーザー3部作に続く『パート4』を撮っていたかもしれない」と冗談めかして話している。
 さらに18年には自民党のインターネット番組で第2の人生のプランとして「任侠映画のプロデューサー」と答えていた。根っからのヤクザ映画好きなのだ。

 ずっと政界にいた安倍首相にヤクザ映画が撮れるのだろうか。ベテランの永田町関係者は「むしろ向いている」と太鼓判を押す。

「政治の世界とヤクザの世界はとても似ている。違うところはヤクザは違法行為をするが、政治家は超法規的行為をするところくらいなもの。『オレの顔を潰された』とメンツにこだわるところはそっくりだし、『この人のためなら何でもやる』みたいな親分子分の関係もそう」(前出の永田町関係者)

 安倍首相が政治家として見聞きしてきたものすべてが映画の素材になる。

「自民党の派閥の動きはヤクザの行動様式から考えれば分かると言われるほど。義理人情の世界だからね。思考形態は一緒だよ。安倍氏が見てきた政治の舞台裏の登場人物を、政治関係者からヤクザに置き換えればもうできたよ」(前同)とも。

 映画のテーマは派閥抗争をモチーフにした抗争モノでもいいし、「ゴッドファーザー」が好きなだけに自身の安倍一族をヒントにしたファミリーものもありだろう。

「安倍氏はサラブレッドだから神輿(みこし)に乗ってきた人というのが懸念材料かな。しっかりした人をそばに置くといい。今まででいう菅義偉官房長官みたいな」(前同)。優秀な助監督がいれば心強い。

 今後、持病の治療に専念することになる安倍首相。かつて病から不死鳥のように復活し首相に返り咲いただけに、病気を克服し映画監督を志すことは造作もないはず。近い将来、安倍〝監督〟のデビュー作が公開される日が来るかもしれない。