次なる関心は山尾志桜里氏の処遇 立民合流問題で国民・玉木代表が分党決断

2020年08月12日 11時00分

残留するとみられる山尾氏

 立憲民主党を3月に離党して、先月、国民民主党に入党した山尾志桜里衆院議員(46)はどうなるのか。国民の玉木雄一郎代表(51)が、立民(枝野幸男代表)との合流問題で、賛成派と反対派で党を分党をすることを決めた。玉木氏自身は合流しない意向を示した。

 玉木氏は11日に行われた臨時執行役員会後の会見で、自らが提案した立民への合流組と残留組に分党の了承を得たことを表明。「(立民と)消費税減税など軸となる基本政策について一致が得られなかった」とした。

 今後は立民との合流組と残留組の多数派工作の激化が予想される。焦点となるのは「どちらを選択すれば次期衆院選に勝てるか」だ。
「国民議員の多くは、現職の立民議員より選挙区で強い。玉木氏と同じ保守系議員は国民の政党助成金、旧民進党時代からの軍資金を合わせた150億円に目がくらみ、残留するでしょう」(政界関係者)

 本紙既報のように、玉木氏は「立民と合流するぐらいなら無所属になる覚悟だ」とかねて発言。両党幹事長の間で行われた合流協議を見守っていた。

「玉木氏は財務省出身で初出馬当時、民主党政権(誕生が濃厚)でなければ自民党から出ていた。憲法改正論者だし、立民の枝野氏とは水と油で最初からかみ合わない」(同)

 一方、国民の分党に怒り心頭の立民は、あの山尾氏を警戒している。

「山尾氏は“憲法オタク”で玉木氏に近い存在。ウチ(立民)との合流を一番嫌がったのが山尾氏。今さら枝野代表と合わせる顔がありませんよ」(立民関係者)

 立民は、山尾氏が次期衆院選で前回、海江田万里氏が当選した東京1区から立候補するとみて警戒している。

「同選挙区には国民の支部長がまだいません。玉木氏も山尾氏を擁立しやすいはず。だが、不倫疑惑があった山尾氏には女性票が集まるとは到底考えられません」(同)

 玉木氏は山尾氏の選挙区調整に頭を抱えることになりそうだ。