激震スクープ! フジテレビ〝やらせ常習疑惑〟 「NONFIX」出演者が怒りの告発

2020年07月28日 11時00分

激震続きのフジテレビ

 フジテレビのリアリティー番組「テラスハウス」での過剰な演出が大きな問題となるなか、フジではドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」でも“やらせ疑惑”が報じられた。そうしたなか、深夜に不定期で放送されるドキュメンタリー番組「NONFIX」の出演者が、スタッフからやらせを強要されたことを本紙に明かした。その衝撃の中身とはいったい――。

「テラスハウス」に出演し、SNS上で誹謗中傷を受けた女子プロレスラーの木村花さん(享年22)が亡くなった問題については、本紙で再三報じてきた。番組内で花さんと大ゲンカした男性は「週刊文春」で、スタッフによるやらせ指示を告白。15日には、花さんの母・響子さんが放送倫理・番組向上機構(BPO)に審議を申し立てた。

 さらに「週刊女性」は「ザ・ノンフィクション」の「マキさんの老後」シリーズでの過剰演出を報じた。これはオカマのマキさんとオナベのジョンさんという、変わった夫婦の老後を描いた人気シリーズ。過去12年間、8回の放送では、気性の激しいマキさんと、なだめ耐えるジョンさんの関係が描かれたが、実際はケンカをほとんどしないそうで、マキさんは「やらせ、捏造、仕込み、はめ込みのオンパレード!」と明かした。

「フジテレビのドキュメンタリーが腐ってるのは昔からですよ!」と語るのは、ラブドールなどを展示している「八潮秘宝館」館主で写真家の兵頭喜貴氏だ。

 兵頭氏はラブドール写真家の“東の横綱”といわれる人物で、2015年9月に放送された「NONFIX ボクが恋したラブドール」に出演したことがある。この時、やらせを強要されたという。

「『好きだった人が病気で死んだから、人形を買った人』にされてしまいました。そんな事実は存在しません。なぜなら、生まれながらに特殊な趣味に目覚めていて、その人が生きているうちから、マネキン人形にもらった制服や婦人服を着せていたからです。確かに、亡くなった数年後に、ラブドールを買ったのは事実ですが、決して起因ではありません」

 取材初日は長時間にわたって質問をされ続けたという。

 兵頭氏は「後になって考えると、あれはウソ話を作るための“尋問”でした。人形と会話することを数え切れないほど強要されましたし、『仕事するところを撮らせろ』と何度も何度も命令されましたね。そのたびに断りましたけど。人形と会話なんてしたことないし、零細の下請け会社でほそぼそと働いていたので、元請けに迷惑をかけるようなこともできません。そのことも説明しましたが、常に無視されました」という。

 収録中は誘導、挑発の連続だったという。

「やらせ強要やおかしな言動に対して、その道の第一人者である私が『そんなことはありませんよ。実際はこうです』と理路整然と説明しても、ディレクターは『証拠を見せろ』とぬかすんです。これまで世界中の放送局から取材を受けてますけど『証拠を見せろ』と言ったのは、フジテレビだけです」(同)
 放送後に兵頭氏がブログ等で告発を始めると、フジは公式サイトから社員プロデューサーの名前を消したという。

「結局、自分はやらせの要求に従わなかったので、フジテレビは別の人に金を渡して、もっとひどいウソ話を作りましたが、その人の家庭は、あの番組のこともあって内部崩壊しているそうです。アニメ顔のラブドールユーザーのオフ会の取材は、宿泊代・飲食代全部番組持ちで礼金も出たそうですが、自分は1円ももらってません。長期間、著しく不愉快な思いを強いられ続けましたが、フジテレビにしてみれば、番組の命令に従わない人間は用なしってことでしょう」と激白した。

 フジテレビは「ご指摘のブログは把握しておりますが、当番組の制作には問題がなかったことを確認しております」とコメントした。

 次から次へと出てくるやらせの強要が事実なら、もはやドキュメンタリーでも何でもない。フジテレビは“やらせの常習テレビ局”といわれても仕方あるまい。それでも報道機関だというなら、きちんと説明責任を果たす必要があるはずだ。