【印西市長選】ゆづか姫落選もN国党首就任で〝ゆづか女王〟になる?

2020年07月20日 06時15分

〝ゆづか姫〟こと新藤加菜氏(左)と立花孝志党首

 憲政史上、最年少女性党首の誕生となるのか――。千葉・印西市長選が19日投開票され、現職の板倉正直氏(73)が3選を果たした。NHKから国民を守る党から立候補した〝ゆづか姫〟こと新藤加菜氏(27)は落選したものの、立花孝志党首(52)はその能力を高く評価。なんと党首の座を禅譲する可能性に言及しているのだ。

 新藤氏は今月5日投開票された北区・都議補選から中6日で印西市長選に立候補した。同僚の24歳女性が立候補を試みたものの被選挙権を有していないとして不受理となり、代理になっての選挙戦だった。

「党首の座を新藤に譲ろうかな」と立花氏から仰天発言があったのは、ラストサタデーとなった18日の街頭演説だ。

 立花氏はかねて、自身は表舞台から身を引き、裏方に回りたいと切望。実際、参院議員もわずか2か月で辞職し、実業家の堀江貴文氏(47)を党首に迎え入れたい構想も明かしていた。

 新藤氏は、都議補選でアベノマスクブラポスターを投下し、奇抜な候補者に映ったが、10年近くネット配信者として培ったトーク力とディベート力を随所で披露。早稲田大学法学部卒の才色兼備ぶりをいかんなく発揮していた。

 連続出馬となる市長選でも、女性参政権運動を主導した市川房枝氏の名前を挙げ、「令和の市川房枝になる」と被選挙権の年齢引き下げを呼びかけ、「NHKの受信料システムは時代にそぐわない」とN国の〝一丁目一番地〟である受信料問題にも切り込んでいた。真摯な政治姿勢とポテンシャルの高さには、立花氏のみならず、周囲も目を見張るばかりだった。

 この日、改めて立花氏に真意を聞くと「これからは若い人たちにどんどん競ってもらって、前に出てもらいたい。(新藤氏の党首プランは)次の衆院選ぐらいまでに考えたい。安倍首相と若い彼女が党首討論したら面白いでしょ」と真剣に考えているという。

 新藤氏は「最初聞いた時はびっくりした。でも、正直思ったのは皇室行事や大臣がいる場に呼ばれるとなったら私、リクス(リクルートスーツ)しか持ってないからどうしようって。(党首ポストをオファーされたら)断る理由はありませんけど、党内で理解を得られるかどうかですかね」と話す。

 日本の国政政党では、土井たか子元衆院議長(故人)が57歳で社会党委員長になったのが初の女性党首になる。最近では蓮舫氏が48歳で民進党代表、国政政党ではないが、小池百合子都知事(68)が特別顧問を務める都民ファーストの会では、荒木千陽都議が35歳で代表に就任している。世界的にはフィンランドで昨年、34歳女性のサンナ・マリン氏が同国史上最年少で首相に就任するなど、女性党首は世界トレンドでもある。

 もし新藤氏が国政政党の党首になった場合は、〝ゆづか姫〟とも言っていられなくなりそうだが? 新藤氏は「30、40、50歳で〝姫〟と呼ばれるのはキツイから役職がつくのはありがたい」と歓迎する。〝ゆづか党首〟もしくは〝ゆづか女王〟が誕生する日は近い。