【千葉・印西市長選】ゆづか姫が第一声「悪目立ちしているが、思いはある」

2020年07月12日 18時15分

集まった若者に政策を訴えた新藤氏

 千葉・印西市長選(19日投開票)が12日告示され、「NHKから国民を守る党」から〝ゆづか姫〟こと新藤加菜氏(27)が立候補し、現職の板倉正直氏(73)との一騎打ちとなった。現職の無投票再選とみられていた中、突然の〝ゆづか姫〟投下に役所も市民も動揺を隠せない。

 新藤氏の出馬は板倉陣営からすれば、ある意味〝もらい事故〟かもしれない。告示3日前にN国の立花孝志党首(52)は市長選に24歳の粟飯原美佳氏の擁立を表明。被選挙権を巡って、国を提訴するため、25歳以下の粟飯原氏が立候補できなかったという事実をつくる場として、直近にあった同市長選が選ばれたからだ。

 この日、粟飯原氏の立候補届出は不受理となり、代わりに被選挙権を有する新藤氏が立候補となった。すると届出が受理された後、選挙管理委員会の責任者となる高齢の男性選挙長が新藤氏に「個人的にだが、どういう真意で立候補したのか聞きたい」と問いただす異例の〝聴取〟の場があった。

 北区都議補選ではアベノマスクブラポスターで物議を醸した新藤氏だけに小言? 説教? 報道陣にも緊張が走った場面を立花氏はこう振り返る。

「市民でないのに市長選への立候補はふざけているんじゃないかというのを非常に危惧されていた。印西市民でない人が市長になるのは私も大反対。でも法律上、立候補できてしまうのは問題だと思いませんか?と逆に尋ねた。被選挙権の年齢要件の引き下げ、納税している人は立候補できるように変えてほしいとも話した。最後は理解してくれたと思う」

 立候補したからには新藤氏も本気だ。第一声を上げた千葉ニュータウン中央駅は印西市の中心地だが、訪れたのは初めて。新藤氏目当てのユーチューバーやファンであふれる中、日本一高いといわれる北総鉄道の運賃問題対策やネットを活用した街づくりなどを課題に挙げ、「私たちは悪目立ちしているが、思いはある。変えてほしいところをぜひ教えてください。ツイッターでも構いません」と訴えた。

 被選挙権の年齢引き下げや若者の政治参加を啓発したいと意気込んだが、どんな選挙戦となるのか――。