5日の東京都知事選で再選した小池百合子氏(67)が6日、永田町の自民党本部を訪れ二階俊博幹事長(81)に当選の報告を行った。

 小池氏は都知事選で自民、公明支持層8割、無党派層の半数以上からも支持を集め、立憲民主党(枝野幸男代表)などが応援した宇都宮健児氏(73)やれいわ新選組の山本太郎氏(45)を寄せつけない366万票のトリプルスコアで圧勝した。

 終了後、小池氏は二階氏と会談した内容について「今回、いろいろな意味で二階幹事長にも協力をいただいたこと。そしてまた二階幹事長からは、首都・東京において、その役割をしっかりつくすようにということで激励をいただいた。これから都で補選予算を組む予定でいますが、医療機関の財政的支援を含む、これは国が家賃とともに医療関係の施設に対しての支援、東京都に財政的なバックアップを国から受けるわけなので、私から説明した。今日も(新型コロナウイルスの)感染者が100人を超えて昨今の傾向、これからもコロナ対応が重要であり、その支えを自民党にお願いしました」と話した。

 今後はコロナの影響で来年に延期された東京五輪・パラリンピックの開催に関心が集まる。

「私の方から二階幹事長に五輪・パラリンピック開催の大前提は、コロナ対策ですから、その対策をしっかりやる。オール東京で取り組む課題は、(自民党と)共通認識を持たせていただいた。その協力を二階幹事長にお願いしました」(小池氏)

 小池氏は自民党のバックアップを受けて、新都政をスタートした。