まさか“裏切り者”が出るとは…。ジャニーズ事務所を退所した元「NEWS」手越祐也(32)の周囲の雲行きが怪しくなっている。“手越キャバクラ”で接待し、実業家らと親しくなり、アイドルらしからぬ幅広い人脈を築いていたことは、本紙を含め多くのメディアが報じている。だが、独立会見から1週間が経過し、仲間内から「みんなが手越君の仕事を応援する感じにはなってない」という意外な証言をキャッチした。あの記者会見を見て「メリットがない」と、実際に手越を“見捨てた”会社社長までいたのだ。

 今月19日にジャニーズ事務所を退所し、23日には約2時間にも及ぶ会見で、退所から今後のことまで語った手越。ファンはもとより、多くの仲間に支えられ、明るい未来が待ち受けているように見えたが…。

「手越君を応援するいろんな業界人が、ジャニーズからの独立を促したのは間違いないです。安倍首相夫人の昭恵さんの飲み会にも積極的に参加していたように、手越君はお金やコネのある人たちとの人脈を広げていった。その接近手段が美女を集めた“手越キャバクラ”。ただ、みんな本当に仕事でつながるかは疑問です」


 こう話すのは昨年、手越と何度か飲み会で同席したIT事業者A氏だ。仕事で付き合いのある会社社長が手越と親しく、飲み会で紹介されたと話し、やはりその場にもキレイどころがズラリ並んでいたとか。そんな集まりで手越は壮大な夢を口にしていたという。


「美女をはべらせつつ、確かに仕事の話もするんですが、何をしたいのか分からないところもあってね。『俺、ジャニーズを超える組織をつくろうと思えばつくれる』とか『俺が歌えるステージをつくって店をやれば絶対儲かる』というようなことを言ったり…」(A氏)

 ところが今回の会見では、仲間内との“手越キャバクラ”で見せる自信満々の大口は、みじんもなかった。


 前出のA氏によると、この会見を見た手越人脈の中には「思ったより大した野望がなくて、メリットがない」と感じ取り、早くも手越を見限って距離を置く者も現れ始めたという。A氏に手越を紹介した社長がまさにその中の一人だ。


「今回の独立は、恩あるジャニーズ事務所に後ろ足で砂をかけて出ていく感じで、以前に聞いてた円満退所じゃないでしょう。結局、手越君は自分勝手な“イタいヤツ”という印象が世間で広まってしまい、もともと考えていたビジネスでのコラボも、やりにくくなってしまった。これでは熱狂的な手越ファンしかシェアがないですしね」


 支援者が逃げ出した原因は、それだけではなさそうだ。どうやらキャラクターに問題あり!と捉えられているフシが。


「彼は話していても自分のことばかりで“自分大好き”という感じが強すぎて…。だから、みんなでビジネスをやるっていうタイプには見えなかった。飲食店なのか? 貿易なのか? ネット事業なのか? 芸能プロなのか? 一体何をやりたいのかよく分からない。実際に手越とビジネスの話を具体的に進めようとしても、考えがまとまっていないから、なかなか進まないんですよ。やりたいことはいろいろあるんだろうけど、いいところまで話が進んだとしても途中で裏切る支援者は、先ほどの社長だけではないでしょう」とA氏は語る。


 30日発売の写真誌「FLASH(フラッシュ)」は今月中旬、手越が営業時間外のホストクラブを複数見学していたとの証言を報じた。自らが歌えて、客が踊れるような店を開く準備なのか?

 とはいっても、先日の会見を見る限り、音楽活動のほかSNS、ユーチューブ、海外進出など、つまるところ芸能界に主軸を置くことを念頭に置いているのは間違いなさそうだ。


 ファンクラブについて、29日に更新されたユーチューブの公式チャンネルでは7月2日にスタートすることを告知。「芸能活動をして、今後はそのファンクラブ会費で食べていくというのがベースになるのでは」(芸能プロ関係者)


 結局、“あれもやりたい、これもやりたい”と思いつくまま話している手越に、支援者たちは、“これで成功できるのか?”と疑問を持ち始めたということなのだろう。


 周囲からの声援に促される形で事務所を出たはいいが、振り返ってみたら誰もいなかった、なんてことになるかも…。