落語家の春風亭小朝(65)が23日、自身のブログを更新し、コロナ禍でのエンターテインメント業界の解禁について語った。

「様々な公演やイベントが自粛になってから随分経ちますが、長い空白期間は実に怖ろしい」と書き出すと「たとえば、アイドルを応援していた人が握手会やコンサートがなくなり、ある日ふと、いつもより手元にお金が残っていることに気づきます」と続けた。

 さらに「『俺って、こんなにアイドルにお金をつかってたのかぁ これからは半分にして、残りは自分のためにつかおう』もし、ファンのみなさんがこんな風に考え始めたら当然売り上げが落ちますよね」と指摘。「毎月必ず歌舞伎へ出かけていた方が、行かないことに慣れてしまい回数が半分に減る そんなことだってあるかもしれません 長い空白があると人の気持ちはさめていきますからね」とファンのエンタメ離れを心配した。

 また、自身の6、7月公演が中止になったことに触れ「同時に感じたのは、様々なエンターテイメントの年内完全復活は無理だということです」と厳しい見方を示した。

「延期になっている成田屋さんの襲名披露興行だって、やるのは許可するけど沢山チケットを売っちゃダメと言われたら実施は不可能ですからね」と延期になった歌舞伎役者・市川海老蔵の十三代目市川團十郎白猿襲名披露公演を例に出すと「夜明けはまだまだ先だなぁ」と不安を漏らした。