東京都知事選(6月18日告示、7月5日投開票)への出馬情報が浮上している実業家のホリエモンこと堀江貴文氏(47)が、新著「東京改造計画」を告示直前に緊急出版する。小池百合子都知事(67)を引きずり下ろす出馬へのフラグが立った(状況が整った)も同然になってきた。

 堀江氏出馬の可能性は18日発行の本紙で伝えているが翌19日、幻冬舎の編集者・箕輪厚介氏がツイッターを更新。堀江氏が今月30日に「東京改造計画」(幻冬舎刊)を発売することを伝えた。

 副題に「コロナ時代の新しい首都のカタチ」のコピーが躍り、東京都への緊急提言37項で構成される。経済政策では「満員電車は高くする」「現金使用禁止令」「メトロと都営地下鉄の合併・民営化」「江戸城再建」「東京五輪はリモート競技に」などを挙げている。

 教育・社会保障では「オンライン授業促進」「大麻解禁」「ジジ活、ババ活で出会い応援」などギョッとする政策も。堀江氏が過剰な自粛政策に異を唱える新型コロナ対策では「経済活動を再開せよ」と一刻も早い自粛解禁を訴えている。

 他にもネット選挙の導入、都職員の英語公用語化、東京都のオール民営化など、既成概念をぶっ壊す堀江氏らしい提言が並んでいる。

 タイトルの「東京改造計画」は田中角栄元首相の「日本列島改造論」、国民民主党の小沢一郎衆院議員が自民党在籍時に出版した「日本改造計画」を意識しており、大胆な政策提言かつ公約本ともいえる。

 堀江氏自身は都知事選への出馬を明言していないが、ツイッターでは出馬を期待する書き込みに盛んにリツイートしている。本の告知動画では「政治家が政治をやることが良くない」「東京都はポテンシャルの塊」「都議はまず半減」など発言しており、都政改革への意欲は満々。出馬となれば、告示直前での表明になるとみられる。