とんねるず明暗 余裕の木梨・怯える石橋 差がついた理由とは

2020年04月03日 11時00分

ソロの活動が中心となっている石橋(手前)と木梨
ソロの活動が中心となっている石橋(手前)と木梨

 一時代を築いた長寿バラエティー番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)が2018年3月に幕を閉じてから、はや2年が経過した。いまではソロの活動が中心となっている2人だが、驚くほど明暗がクッキリと分かれてしまった。テレビのレギュラー番組を必死にキープしようとする石橋貴明(58)に対し、木梨憲武(58)はここにきて若者人気が急上昇中で多方面から引っ張りだこだ。2人に大きな差がついた理由とは――。

“テレビの申し子”が苦しんでいる。石橋は「みなさん――」終了直後から、フジが“功労者”のために用意したトーク番組「石橋貴明のたいむとんねる」にピンで出演していたが、視聴率は低迷を続け、ついに先月いっぱいで打ち切りになった。

 4月からは同局で新番組「石橋、薪を焚べる」(火曜深夜0時25分)がスタートし、何とか地上波レギュラーゼロのピンチからは脱したが…。

「石橋はフジの黄金期を支えた功労者であり、同局の日枝久元会長(フジサンケイグループ代表)とは蜜月関係にある。『たいむとんねる』がダメだった以上、本来ならばバッサリと切られてもおかしくなかったが、石橋がレギュラー続行を望んだことや、様々な事情を考慮して、新番組という形に落ち着いた」(テレビ局関係者)

 それでも苦しい立場に追い込まれているのは間違いない。「たいむとんねる」が、月曜午後11時からの全国放送だったのに対し、新番組は火曜深夜の関東ローカル。

「どうしても“都落ち”感は否めない。石橋にとって『薪を焚べる』はラストチャンスだろう。ここで評判が悪かったら、いよいよレギュラー番組ゼロの日が迫ってくる」(同)

 一方、相方の木梨もテレビではレギュラー番組はない。だが、テレビの枠から飛び出して様々なフィールドで活躍している。昨年12月に初のソロアルバム「木梨ファンク ザ・ベスト」をリリースしたところ、オリコン週間デジタルアルバムランキングで初登場1位を獲得するなど、チャートを席巻した。

「木梨は歌手としての評価も上々。石橋も同時期に元野猿のメンバーと新ユニット『B Pressure』を結成しシングルを発売したが、ほとんど話題になっていない」と音楽関係者。

 また2月末には、パーソナリティーを務める「土曜朝6時 木梨の会。」(TBSラジオ)で、落語家の林家正蔵に入門を直訴し快諾された。新作落語を作り、落語家としてデビューするつもりだという。

 さらに木梨の現状を象徴しているのは、インスタグラムだろう。様々な職業になりきった写真が大きな話題となったことは本紙で既報した通り。なりきり写真に代表されるように、投稿されるたびに「おしゃれ」などと話題になって若者のファンが増加し、フォロワーは2日時点で100万人以上もいる。

「木梨の強みは、決して“昔の名前”ではなく、現在進行形の木梨憲武で活動し、新たなファンを獲得しているところ。テレビで大活躍していた時代を知らない若い子たちもSNSを通して次々とファンになっており、還暦手前にして幅をどんどん広げている」と広告代理店関係者は分析。

 テレビに見切りをつけたわけではないだろうが、新しいことにどんどんチャレンジする木梨に対し、石橋は今も自分たちが大きくなったテレビを基軸に活動している。音楽活動をするにしても「みなさん――」から誕生した番組スタッフユニット「野猿」からメンバーを選んだことから見ても、それは明らかだろう。

 コンビで別々の道を選んだ2人だが、現時点ではハッキリと明暗が分かれてしまった。石橋は巻き返すことができるか?

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