新駅「高輪ゲートウェイ駅」マスクなしファン殺到、すきま風駅舎…散々評価の開業

2020年03月16日 17時00分

 悪いものは出尽くした? JR山手線で30番目、1971年の西日暮里以来、49年ぶりの新駅として「高輪ゲートウェイ駅」(東京・港区)が踏んだり蹴ったりの中、14日に開業。JR東日本は15日、初日利用者が約5万4000人に上ったと明らかにした。

 JR東日本は新型コロナ対策として、開業セレモニーを実施しなかったが、予想通りともいうべきか、開業日の日付が刻印された切符を求めて、鉄道ファンが殺到。最長3時間半待ちという長蛇の列を作った。

 マスクを着用していないファンも多かったことから、ネット上では「今は控えるべきだろう」「これがOKなら屋外イベントはさっさと自粛を切り上げて、どんどん経済活動を再開してほしい」などといった声が上がった。

 さらに、建築家の隈研吾氏が手掛けたガラス張り、吹き抜け構造の駅舎については「寒すぎる」「すきま風だらけできれいな西武ドーム」。駅名票や改札口上の緑の案内板の書体が明朝体になっていることについては「見づらい」「ダサい」と散々な言われようだ。

 エッセイストの能町みね子氏らが駅名撤回を求める署名を提出するなど、開業前から物議を醸していた同駅だが、完全開業は「グローバルゲートウェイ品川」と呼ばれる駅周辺の再開発が完了する2024年の予定。批判を押しのけ、東京五輪開催を前に暫定開業にこぎつけたものの、肝心の五輪開催に黄信号がともっているのも皮肉な状況だ。

 鉄道ファンは「時期も時期ですが、駅の開業は本来、利便性も良くなるし、ここまで評判が悪いのも珍しい。さすがに再開発が止まることはないと思うし、これ以上悪いこともないと思うしかないですね」と苦笑したが、なにはともあれ、駅は動き出した。街の発展を含め、今後が注目される。