女優・上白石萌歌(20)が20歳の誕生日を迎えた28日、初写真集「まばたき」(宝島社)を発売した。

 昨年末に台湾でロケ。大人の色気を感じさせるファッションカットから、大好きな台湾グルメを無邪気に頬張る少女の顔まで、透明感あふれる素顔を切り取った。ロケ中の直筆日記や半生を振り返るロングインタビューなど読み物も充実している。

 萌歌は「ハタチという人生の大切な節目に、初めての写真集を出させていただくことになりました。20歳への、大人へのうつろいも、まばたきするみたいに無意識なのかもしれない。でもそんな中でも何かを大切に刻めたらという意味でこのタイトルをつけました。私にとって人生の宝物です。ぜひ、お手に取っていただけるとうれしいです」とコメントを寄せた。 

 幼いころからミュージカルアカデミーに通って歌や踊りに親しみ、小学5年生の2011年に応募した「第7回東宝シンデレラオーディション」で、史上最年少グランプリを獲得。審査員特別賞を受賞した姉の萌音(22)とともに芸能界デビューした。 

 16年にはミュージカル「赤毛のアン」に主演。そして、熊本地震の爪痕が残る南阿蘇で撮影されたキリンビバレッジ「午後の紅茶」のCMでは、名曲をアカペラで歌う女子高生を演じ、心に染み入る透明感あふれた優しい歌声が話題になった。

 その後も「義母と娘のブルース」(TBS系)、「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(日本テレビ系)、「大河ドラマ いだてん~東京オリムピック噺~」(NHK)で好演。若手きっての演技派として注目を集める。

 声優としての活動や「A―Studio」(TBS系)ではバラエティーもそつなくこなしており、キュートなルックスとマルチな才能から、ネクストブレーク女優の筆頭候補として期待がかかる。果たして写真集がどれだけ売れるのか楽しみだ。