進次郎氏ア然発言の過去「セクシー」「ステーキ」で株急落 さらに環境少女めぐり

2019年09月26日 17時00分

評価を下げた進次郎氏(ロイター)

 外遊デビューを果たした小泉進次郎環境相(38)が株を落としている。国連気候行動サミットなど会議に出席するため米ニューヨーク入りし、到着するなりステーキを食べたこと、記者会見では気候変動の取り組みについて「セクシーであるべき」と発言したことにバッシングが噴出。一方、同サミットにはスウェーデンの“環境少女”グレタ・トゥンベリさん(16)が出席し、世界的な話題になっている。その彼女について進次郎氏は過去に驚くべき発言をしていた。

 ニューヨークに着いた進次郎氏はさっそくステーキ店へ。「毎日でもステーキを食べたい」と話していたというが、これに対し「牛肉は地球温暖化に悪影響を与える」とバッシングが起きた。

 牛の飼育で温室効果ガスが大量に発生することから、欧米ではミートレス(肉なし)の活動もあるほど。一国の環境大臣としてはタブーだったわけだ。

 批判を受けて進次郎氏は「ステーキと気候変動の質問って今までになかった。それだけでも日本の中で環境問題を考えるいいきっかけになる」と批判の声には答えず、問題をすり替えた。

 一事が万事この調子。気候変動への取り組みを「セクシーであるべき」とした発言も批判されたが、進次郎氏は真意を問われ「説明すること自体がセクシーじゃない。ヤボな説明はいらない」とやはり正面から答えていない。

 立憲民主党の蓮舫副代表が「恥ずかしい」とツイッターで断罪したように、10月4日からの臨時国会では野党からの追及は避けられない。

 ほろ苦い海外デビューとなった進次郎氏の一方、世界的な注目を集めているのがグレタさんだ。環境保護活動家で二酸化炭素の排出を嫌って、飛行機ではなくヨットでニューヨーク入り。23日には気候行動サミットで演説し、具体的な数字を挙げながら環境問題を論じ「あなた方が話すことはお金のことや、永遠に続く経済成長というおとぎ話ばかり。よく、そんなことが言えますね」と各国代表の前で訴えた。

 これには世界各国から称賛の声が上がる一方、米国の右派メディアからは「環境ヒステリー」と批判されるなど、賛否両論で話題を席巻している。グレタさんが会場に現れたトランプ大統領をにらみつけたこともニュースになっている。

 そのグレタさんの演説について、進次郎氏は「一番響いたのはグレタさん。自分の言葉で言っているし、目に力がある」と絶賛。ところが、このグレタさんについて、進次郎氏は過去にあり得ない発言をしていた。

 永田町関係者は「環境相に就任した11日夜の会見で記者から(学校を休んで抗議活動を続ける)グレタさんについてどう思うか聞かれた小泉氏は『野球しかやってこなかった僕からするとすごいですよ。授業は休むもんだと思っていましたから』とピントのズレた返答をしていました。報道陣からはバカにするような笑い声が聞こえましたね」と明かす。

 進次郎氏とグレタさんが「若さ」や「環境」というキーワードでつながるからこその質問だったが、まさか野球とズル休みで返答とは驚きだ。

 環境相就任以来、進次郎節に冴えがない。20日の会見で東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出について質問された際も「(地元関係者が)福島では最近ノドグロが取れると。私ノドグロ大好きなんですよねって言って、じゃあ今度一緒に食べようと」と返答。記者から「ノドグロの話を聞いているつもりはない」と指摘されると進次郎氏は「それも絡みますからね」と、こうした反撃に慣れていないのか戸惑っているようだった。

 進次郎氏の何かを言っているようで実は何も言っていない発言はネット上では「ポエム」ともささやかれる始末だ。

 別の永田町関係者は「小泉氏は落語議連に参加するほどの落語好き。話すときは落語のマクラを参考にしているのでは」と指摘。確かに以前から落語の寄席に通っていると公言していた。

 落語のマクラでやる小話なら確かに説明はヤボだろう。しかし、大臣となると具体論は避けられない。そろそろマクラをやめて本題に入るのを国民は待っているのではないか。