最悪の“クビ”は免れたが…。ジャニーズ事務所は26日にアイドルグループ「NEWS」手越祐也(32)を活動自粛させると発表した。新型コロナウイルス禍に伴う緊急事態宣言の期間中、2度目の豪遊が確認されたのが原因。かねて数々の素行が問題視されてきた悪童に、ジャニーズが制裁を下したわけだが、本紙が昨報した最悪の事態=クビだけは回避された。その理由とは? 一方、当の手越は反省どころか、逆ギレしたとの不穏な情報もキャッチした。

 ジャニーズは26日、公式サイトで「弊社からの度重なる説明や要請にもかかわらず、緊急事態宣言期間中に新たな酒席への参加が確認されたこと等を踏まえまして、すべての芸能活動の自粛もやむを得ないものと判断するに至りました」などとする声明を発表した。

 手越は緊急事態宣言の期間中だった4月下旬、女性たちとパーティーに興じたと今月13日発売の週刊文春で報じられた。ジャニーズは、手越が女性を連れて外出したと認め、所属タレント76人のチャリティーユニット「Twenty★Twenty」から外すペナルティーを科した。

 ただ、ジャニーズきっての悪童だ。事務所側から鉄槌を食らいながら、同23日午前1時ごろ、東京・六本木のラウンジやバーで朝まで女性と酒盛りをしていたと23日夜配信の文春オンラインに報道された。

 ステイホームが求められる中、2度も外出自粛を破ったことが、自身の活動自粛に直結した。レギュラー出演している日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」の31日放送分は出演せず、6月以降も同様の措置が取られる。

 ジャニーズ事務所関係者は滝沢秀明副社長をはじめカンカン。ある幹部に至っては完全にブチギレたという。

 事情通の話。

「チャリティーユニットから外すペナルティーを科して、“手越もさすがに少しは懲りただろう”と思っていたそうだが、2度目の豪遊を知ってみんな腰を抜かした。ある幹部は、頭から湯気が出そうになるほど顔を真っ赤にして激怒。すぐさま本人に事実確認して事務所内で協議し、問答無用で活動自粛を決めたようだ」

 手越は以前から円満に退所しようと事務所側と話し合っていたが、こうなった以上円満とはいかない。退所=事実上のクビとなる。では、なぜすぐに契約解除とはならなかったのか。ある芸能関係者は2つの理由を挙げる。

「まず元TOKIOの山口達也のように刑事事件になったわけではないこと。もしこれで即クビにすれば、訴えられる可能性もある。そしてもう一つは、テレビ局をはじめ関係各所がコロナ禍で混乱していること。ようやく緊急事態宣言が解除されたばかりで、手越のことでわずらわせるわけにはいかないでしょう。かといって何もしないと他のタレントに示しがつかないので芸能活動休止になった」

「イッテQ!」のようにすでに一部番組に影響が及んでいるが、退所となればそれ以上の対応をメディアは迫られる。

 問題なのは当の手越だ。反省するどころか逆ギレしたという。

「事務所側から活動自粛を突きつけられ、親しい知人に『何でだよ!!』とばかりに不遜な態度だったと聞く。事務所からの制裁もまったく響いていない」(前出の事情通)

 手越といえば「地球でトップ3に入るぐらいポジティブ」「ゆくゆくは神様になろうと思っている」などと発言するほどだから無理もない。問題視された23日の豪遊でも「毎回(夜遊びを報じる記事を)見ると、え? それだけ?って思うよ」と、ナメ切った放言をしていたというから手に負えない。
「おそらく手越はガマンできないでしょう。またスキャンダルが報じられるのは時間の問題。そうなれば、もう事務所としてもクビを宣告せざるを得ない」(同)

 緊急事態宣言が解除された翌日に“自粛”となった手越。悪童はこの状況に耐えられるだろうか。