AKB48の入山杏奈(26)が4日、自身の公式ユーチューブチャンネルで3月中にグループから卒業することを発表した。

 入山は「私、入山杏奈はAKB48を卒業します」と発表。2010年、14歳のときに10期生として加入。今年12年目を迎えたタイミングで卒業を決断したことについて「自分の中でマイナスな気持ちがないときに卒業したかった。メキシコに行かせていただいてからAKBの活動を外から見ることが多くなって、後輩メンバーみんながすごくキラキラ輝いていて、今のAKBに不安が何もないなと思った。(自分も)アイドル活動を楽しめていて、入って本当に良かったと思うことができた」と明かした。

 グループの公式ブログでも3月中の卒業予定とコメントを発表。「卒業したら私は一体何になるんだろうか。“AKB48”の肩書がなくなったら、一体何者になるんだろうか。そう思っているうちは卒業できないと思っていました。いま私が思うことは、卒業しても“私は私”です。AKB48は私にたくさんのものを与えてくれました。この12年間自分がやってきたことを信じて、前に進むべき時が来たと思い、卒業を決意しました」とつづった。

 さらに、2月19、20日のオンラインお話し会への参加や、チームA公演への出演を報告した後に「卒業は前向きな一歩だと思っています。最後まで悔いなく全力で楽しもうと思っているので、一緒に楽しんでいただけたらうれしいです!」とファンに呼びかけた。

 入山は2018年にドラマ出演のため1年間メキシコに留学。その後も日本とメキシコを行き来しながら芸能活動を続けていたが、昨年コロナ禍で日本に帰国していた。14年の握手会で刃物を持った男に切りつけられ、負傷したが、懸命なリハビリを経て復帰したメンバーでもあった。