それでも私はヤッてない!「週刊新潮」で不倫が報じられた「SPEED」元メンバーの今井絵理子参院議員(33=自民党)と、妻子持ちの橋本健神戸市議(37=同)が27日、それぞれ「軽率な行動でした」と謝罪した。一方で「一線は越えていない」と肉体関係は重ねて否定。新潮に掲載された濡れ髪&備え付けパジャマ姿の写真を見る限り今井氏は準備万端、永田町では“ノーパン疑惑”もささやかれているが…。さらに別の疑惑についても、今井氏の説明とは異なる証言が飛び出した。

 27日午後、今井氏は週刊新潮で報じられた不倫略奪疑惑について、声明を発表。かいつまんで言えば「橋本氏に好意は持っているが、彼はまだ妻帯者。一線は越えていない」。つまり「ヤッてない」から、不倫でも略奪でもないという。

 だが、同誌には7月14~16日の2人の親密な様子が詳細に記されており、今井氏の別宅マンションや出張先のホテルで一夜を過ごしたとみられる写真も掲載された。

 新幹線内での手つなぎ写真も2枚掲載。うち1枚は今井氏を覆うブランケットの下に橋本氏の手が潜り込んでおり、同誌は「何が行われているかは定かではない」と意味深に書いた。

 国会が閉会中の永田町では、今井氏のパジャマ姿写真が話題沸騰だ。同誌によると、先に大阪のホテルにチェックインした今井氏は備え付けのパジャマに着替え、館内を闊歩。入浴を済ませていたようで、髪は濡れ、その後橋本氏が部屋に合流したという。

 今井氏は「仕事の打ち合わせ」と説明したが、パジャマ姿で館内をうろつく時点で緊張感はゼロ。永田町関係者からは「こんな準備万端な姿でヤッてないと言われてもねぇ。パジャマの下はノーパンじゃないの!?」と嘲笑される始末だ。

 これだけの状況証拠が揃いながら、2人とも略奪不倫を全否定した背景には、橋本氏と妻の離婚調停が影響している。

 27日に会見した橋本氏は「不貞行為はありませんでしたが(妻との)離婚調停中で婚姻関係が破綻している場合、仮に不貞行為はあっても問題にならないという認識があったなかでこうした行動をとってしまったことを反省しています」と話した。「妻とは4~5年前から婚姻関係は破綻している」といい、昨年8月に離婚を切り出し、別居。今年3月に離婚調停を申し立てた。「3回の調停でも夫人側と条件で折り合いがついていない状態」とも明かした。

 昨年2月に出会ったのが今井氏で、2人は次第に引かれ合うようになり、今年6月に橋本氏が交際を申し込んだという。今井氏は「法律上は妻帯者なので“一線を越えてはいけない”と思い『きちんとけじめをつけてから考えましょう』と申し上げた」と説明したが、時系列に沿うと、今井氏と出会ってから橋本氏は急加速で離婚に向けて動きだしたように見える。

 不倫の慰謝料請求など、離婚問題に詳しい「アディーレ法律事務所」の鮫島玲央弁護士によると、橋本氏の妻が「離婚は避けたい」と考えているのであれば「今回のスキャンダルを理由に離婚に応じない可能性もあります。不倫相手の今井さん相手に奥さんが裁判を起こすことも可能です」という。離婚調停中の出来事なので、仮に慰謝料が認められたとしても慰謝料は「相当低額」というが、一日も早くカレと交際したい今井氏にとっては好ましくない展開だ。

 一方で今井氏の周辺からは“二股疑惑”を指摘する声が聞こえてきた。今井氏は、昨夏の参院選出馬が決まった昨年2月に沖縄在住の同級生男性との交際が報じられたが、この男性とは「昨年末ごろにはお互い話し合い、新しい人生を歩むことになりました」と文書で説明した。

 だが、男性に近い人物は「コメントだけ見ると、きれいに別れたふうになっているけど、実際は違う」と、こう証言する。

「男性には逮捕歴があり、それが週刊誌で報じられた後も、彼女は交際を続けていた。それが昨年12月ごろから、露骨に距離を置こうとし始めた。別れ話が出た際、男性は周囲に『あいつ(今井)、絶対新しい男デキた』と断言していた。言葉は悪いが、二股をかけられた揚げ句、男性はポイ捨てされたんですよ」

 この証言が事実なら、橋本氏と妻の婚姻関係が破綻した後に交際を始めたという裏づけにもなり、今井氏は「略奪」のそしりは免れる。一方で周到に橋本氏への“乗り換え”も図っていたことになるのだが…。