関西の準キー局・関西テレビ(フジテレビ系)を5月31日付で退社して、6月1日付でテレビ東京に入社したことが明らかになった竹崎由佳アナウンサー(24)。関テレ入社3年目で将来を嘱望されながら、テレ東が強奪する形での“移籍”に、「いったいなぜ?」と疑問の声が上がっている。業界の不文律を犯すかのような事態になった舞台裏を探ってみると、意外な話とアブナい噂が――。

 竹崎アナは、本紙客員編集長のビートたけし(70)が主演した映画「血と骨」でたけしの娘役を演じるなど、小学生時代は子役として活躍した。

 2015年4月に女子アナとして関西テレビに入社すると、バラエティー番組やワイドショーを担当し、「1年目から冠番組を持たせるなど、将来のエース候補として期待されていた」(関テレ関係者)という。

 それが入社3年目にして、テレ東にまさかの“電撃移籍”。しかも、中途採用ではなく新卒採用だったというから、関テレ内部での衝撃は大きかった。

「うちがずっと育ててきて、芽が出たところでテレ東に移籍するなんて…。それも何度も平日に試験がある新卒枠での採用。テレ東が何か特別な配慮をして引き抜いたんじゃないかって疑いたくもなりますよ」(前出)

 今回の竹崎アナの“移籍”を快く思わない関テレ局員は少なくなく、テレ東に「“引き抜き”の説明を求めるべき」という声も上がっているという。
 一方で、テレ東関係者は今回の移籍について、こんな事情を明かす。

「近年、局として勢いがあっても、やはり女子アナの新卒採用でキー局との競争には勝てないどころか、一般企業とてんびんにかけて内定を辞退する者もいる。何よりテレ東内で、次世代の女子アナが育ってない。そんなときに即戦力の竹崎アナが新卒採用に応募してきたのは、まさに渡りに船だった」

 テレ東は竹崎アナが2018年4月入社の新卒採用試験に合格し、応募条件に合致したため前倒しで採用したとし、“引き抜き”を否定。前出のテレ東関係者は、同局の女子アナ事情が大きく採用に影響したと明かした。

 しかし、大阪出身の竹崎アナが、待遇のいい地元の関テレを捨ててまでテレ東を選んだ理由は何だったのか?

「竹崎は新人時代からテレ東の大江(麻理子)アナを憧れの人と公言していたんです。その大江アナを追いかけたという話になっている」とは、在阪テレビ関係者。

 だが、一方で別の見方も出ている。

「関テレ内では『男を追いかけた』と見ている者もいる。竹崎には、東京に彼氏がいたというんですよ。確かに新人時代から頻繁に休みを取って、東京に通っていたなんて話もある」(事情通)

 大阪出身の竹崎アナが意外にも大江アナに憧れてテレ東入りを熱望したのか、東京の彼氏を追いかけてなのか、はたまたその両方なのかは、本人しか分からないところ。とはいえ、次世代の女子アナ不足に悩むテレ東にとって“おいしい話”だったことは間違いなさそう。

 テレ東は竹崎アナを即戦力として早期の現場投入を考えているが、一抹の不安はつきまとう。

「大阪の局アナと違って、テレ東といえども東京で名前が売れれば週刊誌がマークする。テレ東は即戦力として抜てきするようだけど、デビュー早々に交際中の男性が発覚、なんてこともあり得る。一応、新入社員扱いの女子アナだから、いきなり男の話題はどうなんでしょうね」(在阪テレビ関係者)

 ひょっとして愛を育むための“移籍”だとしたら、逆に足かせにならないとも限らないが…。