元アイドルを“シャブセックス”の毒牙に? 女優・三田佳子(76)の次男で職業不詳・高橋祐也容疑者(38)が11日、覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで、警視庁渋谷署に逮捕された。覚醒剤をめぐって逮捕されるのは2007年以来4度目となり、母親の三田も「もう力及ばずの心境です」とつらい心中をコメントした。結婚して子供もいる高橋容疑者は、更生するどころか、元アイドルを“誘っていた”疑惑が浮上している。

 渋谷署によると、10日午後8時45分ごろ、渋谷区内の飲食店から「客同士がトラブル、口論になっている!」と通報があった。駆けつけた署員が、店にいた高橋容疑者から話を聴くと、様子が不審だったため尿検査を求めたが、一度は拒否された。そこで令状請求し、渋谷区内の病院で強制採尿すると通告すると高橋容疑者は応じた。尿鑑定の結果、覚醒剤の陽性反応が出たため、11日の朝に逮捕された。

 取り調べでは「覚醒剤を使ったことは間違いありません」と容疑を認めている。逮捕容疑は8月下旬から9月10日までに、都内またはその周辺で覚醒剤を使用した疑い。警視庁は、覚醒剤の入手経路などを詳しく調べている。

 当時、高橋容疑者は数人と店を訪れ、一緒に来店した数人とトラブルになった。現場付近の飲食店の男性店員は「10日の午後9時半ごろ、パトカーと警察官が約10人いた。現場の店の前では、男が30分以上ギャーギャー騒いでいた。何を言っていたのかは分からない」と振り返る。

 渋谷署は同日昼に高橋容疑者の自宅マンションを家宅捜索。捜査員は証拠品など段ボール2箱分を押収した。

 その中には、大きめのパソコンのスクリーンのようなものが含まれていた。

 高橋容疑者の逮捕は未成年当時の1998年に始まり、今回で4度目。三田は所属事務所を通じ書面でコメントしたが「統合失調症を抱え、精神科に通うなど、本人なりに努力はしてきましたが、このような結果になり、大変残念としか言いようがありません。親としては、もう力及ばずの心境です。このうえは、本人も40手前ですし、自らの責任と覚悟をもって受け止め、そして罪を償なって、生き抜いてもらいたいと思います」ともはや打つ手はなしといった心の内を明かした。

 2010年には一般女性と結婚し、同年9月30日には第1子の男児が誕生。パパとなっていたが、覚醒剤をやめることはできなかったようだ。そんな高橋容疑者に、元アイドルとの衝撃的な疑惑がささやかれている。

「当時、高橋は既婚者だったので“不倫関係”だった。その元アイドルも、所属していた事務所を事実上解雇されているほど、素行が悪かったとも伝えられています。2人は1年ほど関係が続いていたと言われていますが、カラダの関係はその前からあったようです。しかも、高橋から『“気持ち良くなるもの”がある』とクスリのようなものを勧められることがあると不安を感じていた。何度も捕まっていることを知っていただけに、周囲は『覚醒剤じゃないのか?』と交際を心配していた」(ある芸能プロ関係者)

 高橋容疑者はこのころ、元アイドル以外にも多くの女性がいたと言われている。乱れた女性関係に重度の覚醒剤常習者の高橋容疑者が、相手の女性を誘っていたと疑われてもやむを得ないだろう。

 大女優を母に持ち、3度の逮捕にも、経済的にはさほど苦しむことなく暮らしてきた高橋容疑者。もはや「シャブ地獄」から逃れることはできないのだろうか…。