TBS社員「少女誘拐」で逮捕の深層 アニメ業界で有名だった!

2018年09月04日 11時00分

社員が逮捕されたTBS

 TBS社員の余卿(よ・きょう)容疑者(30)が2日、未成年者誘拐の疑いで静岡県警に逮捕された。同容疑者は静岡県に住む10代の少女を8月中旬から9月2日まで、未成年と知りながら東京・渋谷区の自宅に連れて行くなどした疑いが持たれている。TBSでは事業局映画・アニメ事業部に所属し、アニメ業界では有名だった同容疑者。自身が手がけていたアニメ同様の展開に衝撃が広がっている。

 静岡県警焼津署によると、8月中旬に少女の家族が行方不明届を署に出した。同署の捜査員が9月2日午前、札幌市北区で少女と一緒にいた余容疑者を発見、現行犯逮捕し、少女を保護した。

 何か事件が起きたときに「容疑者はアニメ好きだった」と報じるマスコミに、「アニメは関係ない!」と集中砲火が浴びせられるのが最近のトレンドだが、今回ばかりは「アニメは関係ない」とは言えまい。なにせ同容疑者はアニメ業界で名が知られた人物。現在TBS系で放送中のアニメ「七星のスバル」(木曜深夜1時58分)の宣伝プロデューサーなのだ。

 同容疑者は、TBS事業局映画・アニメ事業部に所属。アニメ特集のニコニコ動画の生放送に声優陣らと出演し、昨年は同局運営のCSチャンネル「TBSニュースバード」で「熱を帯びる中国アニメ最前線」との特集で、解説員として日本アニメにおける中国との関わり方について語るなど、メディア露出が多かった。

 同容疑者がTBSに入社したのは3年前だという。「以前は他局で報道系の部署に配属されていたらしい」(TBS関係者)。本人もSNSで「報道を離れてからもこのような番組に関わらせていただけてとても幸せです。」(原文ママ)とつづっていた。

 また次回、6日深夜に放送される「七星のスバル」第10話のサブタイトルは、皮肉にも「消えた少女」。間が悪いと話題になっている。同容疑者が住んでいる渋谷のマンションはほとんどが単身者向け。住人は「女の子と2人で入ってきたら目立つ」と話す。

 また「つい先週には、1階の管理人室で警察と思われる数人の男がモニターを注視していました」(前同)。容疑者と少女が建物と部屋に一緒に出入りしている場面を確認していたとみられる。

 静岡県警は少女の身元が特定できるような情報や2人が知り合った経緯を発表していない。30歳の男と10代の少女はどこで出会うのか? 接点について、事情通は「もっともつながりやすいのはツイッターです。家出した少女は、ツイッターで泊めてくれる人を探すことが多い。『家出少女』『家出女子』『神待ち』『誰か』『泊めてください』などの単語を検索すると、家出少女を見つけることができるでしょ」と指摘する。

 一方で、男たちもツイッターで“まき餌”をばらまいている。「泊まるところを提供するよ」「泊めます」などと書き込んで、少女たちが接触してくるのを待つのだ。出会うのはとてつもなく簡単だけに、トラブルに巻き込まれやすいという。

 最近は婚活サイトも少女狙いの男が注目されている。「婚活サイトにはバツ1、バツ2のシングルマザーも登録しています。彼女たちはプロフィル欄に『娘あり』『1男1女』などと記載したり、プロフィル画像に子供とのツーショット写真を載せたりしています。ロリコンが狙うのは、こういう娘持ちの母親。母親と仲良くなって、信頼を得てから娘を狙うのです」と事情通は明かす。

 県警は同容疑者の認否も明らかにしていない。TBSは「社員が逮捕されたことは誠に遺憾で、関係者の方に深くおわびする。事実関係を調べた上で厳正に対処する」とのコメントを出した。